渡辺碧斗「佐奈宏紀は"剛"のイメージ、坪倉康晴は"柔"のイメージ」ミュージカル『燃ゆる暗闇にて』が10/5開幕!コゴン・雨宮翔(GENIC)・松村優らも登壇の囲み取材&ゲネプロ公演写真をUP

ミュージカル『燃ゆる暗闇にて』が2024年10月5日より東京・サンシャイン劇場にて開幕します。

原作は、スペインの巨匠と言われる劇作家“アントニオ・ブエロ・バリェホ”の傑作、『燃ゆる暗闇にて』。盲学校を舞台に、とある転校生が来たことで起こる変化を軸に、「幸せ」についての真意を問い、多くの人の共感を呼びました。昨年、韓国ミュージカル界における名コンビ、演出のソン・ジョンワン氏と作曲・音楽監督のキム・ウニョン氏により、新作ミュージカルとして生まれ変わり、満を持して2024年10月に日本版として初上陸。
日本では、2年前に戯曲版を手掛けたばかりの田中麻衣子 氏が演出を、田中 氏とはオフ・ブロードウェイミュージカル『Ordinary Days』以来の2作目のタッグとなる落合崇史 氏が音楽監督を務めます。
盲学校を舞台に、人と人が起こす化学反応や対立・葛藤を繊細に描き、人間の普遍的なテーマに切り込んだ本作は、1950年に上演されるとたちまち多くの演劇賞を受賞。閉ざされた学校の中で繰り広げられる、無垢な学生たちの繊細な心の動きや葛藤を、今回は更にエモーショナルなロックテイストの音楽で彩る。自分の心に「生きる意味とは?幸せとは?」と、真の意味を問いたくなる、あなた自身の物語が幕を開けます。

開幕前日に囲み取材および公開ゲネプロが行われ、主演を務める渡辺碧斗さん(カルロス役)、佐奈宏紀さん(イグナシオ役・Wキャスト)、坪倉康晴さん(イグナシオ役・Wキャスト)の3名に加え、共演の熊谷彩春さん(ホアナ役)、コゴンさん(ミゲリン役)、高槻かなこさん(エリサ役)、雨宮 翔さん(GENIC・アンドレス役)、松村 優さん(アルベルト役)、菅原りこさん(ロリータ役)、日髙麻鈴さん(エスペランサ役)、壮一帆さん(ドニャ・ペピータ役)が囲み取材に登壇。開幕に向けての意気込みを語りました。

(下段左より)壮一帆さん、坪倉康晴さん、渡辺碧斗さん、佐奈宏紀さん、熊谷彩春さん
(上段左より)日髙麻鈴さん、菅原りこさん、高槻かなこさん、コゴンさん、雨宮 翔さん(GENIC)、松村 優さん
渡辺 今回の舞台は、先生役の壮さんに見守ってもらいながら、同年代の僕たちメンバーが一緒に稽古場から1ヶ月積み上げてきました。僕自身支えられた部分もあるんですけど、稽古場でやってきたことをそのまま精一杯出せればいいなと思います。

佐奈 一筋縄でいかない脚本に、キャスト全員一丸となって立ち向かって作り上げてきました。たくさん伝えたいことはありますが、なかなか一言ではまとめられない作品だと思うので、ぜひ劇場で観て感じて、何か持ち帰ってもらえたらなと思います。とにかく魂や苦しみや何から何まで燃やして、千秋楽まで突っ走っていきたいと思います。

坪倉 ここまで稽古場からみんなで一丸となって作ってきました。僕自身、Wキャストは初めてで、今回は佐奈ちゃんとイグナシオをやらせていただくんですけど、また違ったイグナシオが2パターン観られますし、作品全体の流れもまたちょっと違った風景が観られるかなと思っていますので、ぜひ2人のイグナシオを観ていただければと思います。明日のゲネプロ、明後日の本番、僕自身頑張ります。

熊谷 本当に壮さんはじめ、素敵なキャストの皆さんと一緒に一丸となって作り上げてきました。同年代の方々がすごく多くて、稽古後も放課後と言いながら、みんなで残っては練習に励んだ1ヶ月だったので、ぜひそこで頑張ったものを観ていただけたらなと思います。毎回毎回、一瞬一瞬化学反応がまったく違うことが起こるので、自分自身ドキドキを忘れないで、千秋楽まで駆け抜けたら嬉しいです。

コゴン 今回の作品は、他のキャストの皆さんと頑張って準備したので、とても緊張していますが、自分が演じるミゲリンと他のキャストの姿を見せる機会になれるんじゃないかなと思っていますので、ぜひ劇場でお待ちしております。楽しみにしてください。

高槻 私自身初めてのミュージカルへの挑戦になります。少し難しい楽曲もあったりしますが、一生懸命練習して取り組んできました。私たちは目が見えない生徒の役ということで、私たちも音を聞きながら、頑張って演じているので、観に来ていただいた皆様に、私たちの姿を目と耳で焼き付けて欲しいなと思っています。

雨宮 初日から千秋楽まで、最初から最後まで心を燃やして頑張りたいと思います。本当に結構色々大変なこともありましたが、もがきながら一生懸命作ってきました。楽しみにしていただけたら嬉しいです。

松村 この作品はすごく繊細で、難しい部分がたくさんあるので、稽古場ではコミュニケーションを取りながら、いっぱい話し合って作ってきました。一人一人が思う個性や自分が思う正義など、どの人物もはっきりしていて、どの目線から観てもまた違った感覚で楽しめる作品だと思います。

菅原 この作品はとても頭を使う作品ですが、私は脳みそが柔らかくない方なので、ちょっと難しかったですけど、どうにか初日に間に合ったので、麻鈴ちゃんと一緒に力を合わせて頑張ってまいります。

日髙 このカンパニーの中で私は最年少になるんですけれども、台本をいただいて楽曲を聴いて、ものすごく難易度が高くてエネルギーのある、そして難解の物語だなと思って、すごくプレッシャーを感じていたんですけど、本読みから約1ヶ月間、皆さんと稽古させていただく中で、皆さん本当に個性豊かで、優しくて、本当に温かくて、その優しさに支えられながら、私もこの約1か月間の稽古を100パーセントで挑められたと思っています。約1週間の公演期間ですが、全力でこの物語を皆さんに届けられたらいいなと思っています。

壮 今回は私1人だけだいぶ年上ということで、みんなを見守る先生役です。顔合わせの時から今日まで、本当に毎日毎日みんなの上がっていくボルテージや技術的なこと、何よりもみんなが作品にかける思いというものがとても前向きで、年下ですけれども、みんなに背中を押してもらうことが大変多かったような稽古場だったと思います。なので、この勢いのまま千秋楽までみんなをちゃんと愛して、いい学校の先生でありたいなと思っています。

本作では、佐奈さんと坪倉さんがWキャストでイグナシオ役を演じますが、「佐奈さんと坪倉さんの違いを他のキャストはどう感じているかを短い言葉で表現して」という質問に、高槻さんが「坪倉さんの方がセクシー」、松村さんは「佐奈さんはワイルド」とそれぞれ即答。渡辺さんも「僕も似たような印象で、佐奈さんがパワフルな“剛”のイメージで、坪倉さんがやわらかい“柔”のイメージです」と回答し、他の登壇者も納得の表情でした。

また、本作の注目ポイントについて、壮さんは「盲学校が舞台というのが注目ポイントのひとつで、私たちもこの作品に携わることになってから、実際に調べたり教えていただいたりしながら、障害を持っていらっしゃる方がどういうところに不安を感じるのかを学ぶ機会を得ることができたので、観に来てくださったお客様にも、世の中に決して少なくはない数の聴覚障害の方、視覚障害の方にちょっと思いを馳せるような機会になったらすごく嬉しいなと思っています。また、聴覚や視覚に障害のあるお客様に対してサポートする公演もあります。もしその公演の日に観に来られることがあれば、手話の方にも目を向けていただけたら、この作品を倍楽しめるんじゃないかなって思っています」とコメント。

最後に登壇者を代表して渡辺さんが「今回の舞台は盲学校が舞台になっていますが、扱っているテーマは、生きている人全員に当てはまるテーマだなと思っていて、観ていただいた方々が感じることはそれぞれだと思うんですけど、個人的には自分の幸せを見つめ直すきっかけになったり、自分の幸せの方向性を決める時や何かの選択の時にこの作品のことがちょっとより入っていただけるような作品になればなと個人的には思ってます。キャスト一同、誠心誠意最後まで走り抜けていきますので、応援のほどよろしくお願いします」と挨拶して囲み取材は終了しました。

【ゲネプロ公演写真】(計10点)
※イグナシオWキャスト:佐奈宏紀さん
※坪倉康晴さんのソロショットはオフィシャル提供

渡辺碧斗さん(カルロス役)
佐奈宏紀さん(イグナシオ役・Wキャスト)
坪倉康晴さん(イグナシオ役・Wキャスト)
コゴンさん(ミゲリン役)
雨宮 翔さん(GENIC・アンドレス役)
松村 優さん(アルベルト役)
▼あらすじ
何かを強く願うことは「希望」か「絶望」か。誰もが心に抱く「幸せ」の正体に深く斬り込むー

ドン・パブロ盲学校。「安全で自由な学校」という教育方針のもと生活する生徒たちは、皆とても幸せそうに日々を送っていた。

カルロスとホアナは、誰もが羨む優等生カップル。他の生徒たちも、まるで自分の障がいを忘れるように生きていた。
そんなとある日、転校生・イグナシオがやってくる。彼はこれまで沢山の生きづらさを感じ、悲観的かつ、希望を持たない言葉、
態度に、他の生徒たちの今までの信念を揺らがせ、“自分には何かが欠けている”という現実を突きつける。

「多くを望まず、与えられた世界に満足することこそ救われる」という学校理念を信じるカルロス。
「宿命の悲しみや、やるせなさを分かち合い、いつかの奇跡を信じることこそ救われる」というイグナシオ。

2人の対立で学校は更に混乱を極めていきー想像を絶する衝撃的な結末が、彼らを待ち受ける。


ミュージカル『燃ゆる暗闇にて』は10月13日まで上演。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。


☆Information
ミュージカル『燃ゆる暗闇にて』

【演出】 田中麻衣子 【音楽監督】落合崇史
【翻訳】吉田衣里 【上演台本・訳詞】 オノマリコ

In The Burning Darkness
Original Script by Antonio Buero Valljero
Book & Lyrics by Sung Jong Wan
Music by Kim Eun Young

【出演】
渡辺碧斗/佐奈宏紀 坪倉康晴 ※Wキャスト /熊谷彩春/コゴン 高槻かなこ/雨宮翔(GENIC)松村優 菅原りこ 日髙麻鈴 / 壮一帆

SWING 須田拓未

【公演日程】 2024年10月5日(土)~10月13日(日) 全11公演
【会場】 サンシャイン劇場(〒170-8630 東京都豊島区東池袋3丁目1-4 文化会館ビル 4F サンシャインシティ)
※開場時間:開演30分前
※未就学児入場不可

【チケット料金】
S席:11,000円(税込)/A席:9,000円(税込)
※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。

【企画協力】 conSept
【主催・企画・製作 】 avex live creative
【お問い合わせ】 公演事務局 https://supportform.jp/event (平日10:00〜17:00)
※お問い合わせは24時間承っておりますがご対応は営業時間内とさせていただきます。
なお、内容によってはご回答までに少々お時間をいただく場合もございます。予めご了承いただけますようお願い申し上げます。

【公式サイト】
https://musical-moyuru-kurayami.jp

【公式X(旧Twitter)】
@moyuru_kurayami

作品ハッシュタグ #燃ゆる暗闇

©岩田えり/ミュージカル『燃ゆる暗闇にて』製作委員会

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