【カラダイSP】中下雄貴・小辻庵・岡大和・永遠・國村諒河が出演、舞台「カラフルダイヤモンド ~君と僕のドリーム~」が7/12開幕!チームダイヤモンド公演の稽古風景&インタビューをUP!
名古屋発のエンターテインメントグループ・BOYS AND MEN(通称ボイメン)の弟分で、2023年にデビューしたボーイズグループ「カラフルダイヤモンド」のメンバーが本人役で出演する舞台「カラフルダイヤモンド ~君と僕のドリーム~」が、2024年7月12日より東京・赤坂REDシアターにて上演されます。
舞台「カラフルダイヤモンド ~君と僕のドリーム~」
メインビジュアル
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本作は、TBSが魂を揺さぶる良質のドキュメンタリー映画の発信地となるべく立ち上げた新ブランド「TBS DOCS」が制作し、「TBSドキュメンタリー映画祭2024」で観客賞を獲得した、映画「カラフルダイヤモンド ~君と僕のドリーム~」を舞台化。
映画で監督をつとめた津村有紀 氏が舞台の脚本を担当。映画では描ききることができなかった部分を加え、いつものライブではみせきれない等身大のメンバーの姿を披露します。
本公演では、チームダイヤモンドとチームカラフルの2チームに分かれて物語が展開。芝居パートだけでなく、歌って踊るライブパートや今のありのままの気持ちを語るアフターイベント、さらにはハイタッチ会など、たくさんのスペシャルな時間をお届けするとのこと。
スマートボーイズでは、中下雄貴さん、小辻 庵さん、岡 大和さん、永遠さん、國村諒河さんが出演するチームダイヤモンド公演の稽古場に潜入。稽古風景写真とともに、メンバー全員に直撃インタビュー! 本作の見どころや意気込みを語っていただきました。
映画で監督をつとめた津村有紀 氏が舞台の脚本を担当。映画では描ききることができなかった部分を加え、いつものライブではみせきれない等身大のメンバーの姿を披露します。
本公演では、チームダイヤモンドとチームカラフルの2チームに分かれて物語が展開。芝居パートだけでなく、歌って踊るライブパートや今のありのままの気持ちを語るアフターイベント、さらにはハイタッチ会など、たくさんのスペシャルな時間をお届けするとのこと。
スマートボーイズでは、中下雄貴さん、小辻 庵さん、岡 大和さん、永遠さん、國村諒河さんが出演するチームダイヤモンド公演の稽古場に潜入。稽古風景写真とともに、メンバー全員に直撃インタビュー! 本作の見どころや意気込みを語っていただきました。
(左より)國村諒河さん、岡 大和さん、中下雄貴さん、小辻 庵さん、永遠さん
――よろしくお願いします。まず映画「カラフルダイヤモンド ~君と僕のドリーム~」の舞台化が決まった時の、率直な感想をお聞かせください。
岡 大和(以下 岡) 最初に話を聞いた時は、「えっ? どういうこと?」というのが感想で、映画が舞台になるということで、どうやって作っていくんだろうという気持ちになりましたし、本人役というのも初めてだし、とにかく驚きが1番でしたね。
國村諒河(以下 國村) 映画ではTBSさんのドキュメンタリー映画祭で上映していただいて、監督やスタッフさんとも色々お話しがすることが出来ました。上映や舞台挨拶が終わった後での舞台化ということで、また監督さんにも会える、TBSさんと一緒にお仕事出来るんだなという嬉しさはありましたし、どんな自分が見せられるのかなという楽しみもありました。
小辻 庵(以下 小辻) 舞台が決まったと聞いた時、最初は嘘だろうとちょっと思って。ドキュメンタリー映画を舞台化するというのは、どうやって再現するんだろうというのが一番に来ました。でも、まだメンバーたちと演技をしたことなかったので、僕自身楽しみでもありますし、さっき諒河くんが言ってくれたように、TBSさんとまた新しいことにチャレンジできるという楽しみがありました。
中下雄貴(以下 中下) まずは単刀直入に、TBSさん凄すぎです! 映画からの舞台化は期待していただかないとできない環境でもありますし、TBSさんのお力があってこその映画化や舞台化であって、こうやってトントン拍子に決まったことは本当に嬉しかったですし、素直にワクワクした気持ちでいっぱいです。初めてカラフルダイヤモンドを知った方にも、たくさん広められるきっかけになったらいいなと思っております。
永遠 初めて聞いた時は「ん? 舞台!?」と思いました。カラフルダイヤモンド11人で舞台をするという驚きはありましたし、各々のチームごとで公演がやると決まった時、どういう舞台になっていくんだろうというワクワクもありました。
――ドキュメント映画の舞台化ということで、どんなお話になるのか気になるところです。舞台ではどういうお話が展開されるか、ネタバレにならない程度でお聞かせください。
國村 「チームダイヤモンド公演」も「チームカラフル公演」も、ストーリーはほぼほぼ一緒で、今までの苦悩や、メンバー同士による意思疎通の難しさを描いています。現在放送中のラジオ番組がありまして、劇中ではこの番組をいかに続けていくか、番組存続をかけた物語を、大人とのやり取りもふくめて裏側を全部見せている舞台になっています。
中下 例えば映画の中で揉めた話をしても、どんな感じに揉めたかというのはあまりわからないと思うんです。けれども、舞台ではどのように揉めたのかを具体的に表現出来るので、そういった意味では、臨場感というか、リアルさがめちゃくちゃ観られるんじゃないかなと思っています。
小辻 あとは実話が何個か入っていますし、ドキュメンタリー映画で使用した部分をさらに深堀りしたところも、舞台でやっています。
國村 リアルとフィクションの掛け合わせですね。
――今回、皆さん"本人役"で出演されます。ご自身を演じる上で苦労などありますか。
岡 自分の演じる自分が、果たして本当に合っているのかという疑問はありましたが、稽古をしていくうちに、メンバーから「やまち(※岡さんの愛称)なら、こう言うんじゃない?」と言われて、"普段の自分はこうなんだ"とあらためて気づくところが面白いなと思うポイントです。自分も傍から見て、"このメンバーはこう言った方がいいんじゃないか"とか、"セリフの回し方はこうした方がいい"と思うことがあって、みんな出身地も違うので、セリフ一つでも自分を演じるメンバーひとり一人の印象が違うというのが面白いポイントだなと思います。
永遠 どう言えばいいのか難しいですけど、その世界に生きている自分ではあるんですけど、自分なのに自分じゃないみたいなところがあって、自分として物語を考えていくんですけど、その時の自分はこうしたのかなと考えていると、なんだか深いものを感じます。
國村 例えばアニメのキャラクターを演じる時とかは、そのキャラクターの感情を自分の体験の中から引き出してくるのが結構難しかったりしますが、今回は本人役なので、その感情に結びつくエピソードがすぐ出てきたりするので、その点ではすごくやりやすいというか、初めての演技のメンバーも多いですけど、楽しくいろいろと表現出来るんじゃないかなとは思います。
中下 自分役ではあるんですけど、他のメンバーたちもみんな自分役なので、初めましての俳優さんと一緒にやって、コミュニケーションをとるのに時間がかかる感じではなくて、メンバーとは「夢見荘」で一緒に住んでいる環境だったり、何年も一緒にやってきたメンバーが揃っているので、違和感があればすぐ感じ取ることが出来るので、そういうところの気付きは結構早かったりしますね。
國村 稽古のペースもかなり早いと思います。
小辻 自分が経験してきた舞台では、役の設定がある上で演じていて、ステージに立つ時にスイッチみたいなものを入れていたんですけど、今は自分役なので、スイッチの入れ方がわからなくて、自分がそのままで出ているから、「えっ? これっていいの?」「このままでいいのかな?」みたいな時は、全然ありますね。
――ところで、リーダーの國村さんは「チームダイヤモンド公演」と「チームカラフル公演」の両公演に出演されます。両方の稽古に参加されて、各チームの良さや特徴などありましたら教えていただけますか。
國村 チームダイヤモンドは演技経験があるメンバーがほとんどということもあって、台本の意図を汲み取って、自分の中で咀嚼する力があるので、より先の話ができるというか、「この感情で言うのであれば、じゃあ僕はこういう風に言った方がいいよね」とか、「次のパスはこうした方がいいんじゃない」みたいな会話が成り立って、演技をちゃんと出来ているなというのをすごく感じます。
それに対してチームカラフルは、みんな演技経験がほぼほぼないし、演技に若干苦手意識を持っているメンバーが多いんですけど、初心者だからこそ、演出に言ってもらったことや直してもらったことをその場ですぐ吸収できるので、スポンジに例えると、濡れる面積がすごい多くて、ちゃんと吸収できるので、それはそれですごいなと思います。僕はちょっとだけ演技したことがありますが、チームカラフルの稽古の時は、みんなの吸収力にすごい驚かされます。
――両公演の台本はほぼ同じだそうですけれど、それぞれ全然違う舞台になりそうですね。
國村 もう全然違います。セリフは僕自身同じだったりするんですけど、受け取り方も投げかけ方も全然変わってきますし、稽古前は同じセリフで混乱するかなと思っていたんですけど、違う舞台をやっている気分で、意外と混乱することはありませんでした。
――ありがとうございます。続いて本作の注目ポイントを教えていただけますか。
永遠 舞台の中でぶつかり合うシーンや喧嘩になるシーンがオススメです。あまりファンの方の前で、喧嘩や言い合いになることはないですし、稽古中では演じている自分が本当に怒られて、胃が痛くなっちゃうくらいガチな空気が漂っています。皆さんにはピリピリする空気をぜひ味わってもらいたいです。
國村 アイドルとして見せてこなかった陰の部分や暗い部分をこの舞台で表現しているので、カラフルダイヤモンドはいつも仲が良い、わちゃわちゃで楽しい、かわいいみたいなイメージがあるかもしれませんが、その中でのぶつかり合いを見てもらって、より深く知って、さらに好きになってもらえたらなと思います。
中下 今回の舞台は2~3分のフリートークやアドリブといった要素が多くて、チームダイヤモンド公演は4回ありますが、毎回毎回違うものが観られると思っています。
國村 それと客席を使う演出があります! いろいろ席で楽しめるからこそ、前の方の席はもちろん楽しいと思いますし、何回も見に来ても毎回その場で違う楽しみ方ができるんじゃないかなと思ってます。
岡 会場の赤坂REDシアターは、ステージと客席との距離が近くて、目の先に皆さんがいらっしゃる感じになると思います。また「チームダイヤモンド公演」と「チームカラフル公演」のどっちも観て欲しいというのがメンバー全員が思っていることで、始まりから終わりまで全然雰囲気が違うので、そこをポイントにして観て欲しいですし、僕らも早く皆さんからの感想を聞きたいなと思っています。
小辻 ラジオのシーンがあるんですけど、お便りを送っている人やお便りの内容で、話の展開が変わっていくので、そのお便りの内容をしっかり聞いてくださると、本当に面白い展開になると思うので、ぜひ注目して欲しいです。
中下 お便りを読むシーンで、皆さんは紙にメッセージが書かれていると思うかもしれませんが、実は“白紙”です。だからしっかりセリフとして覚えないといけなくて、どういう言い方をしながら読むかも考えなきゃいけないので、このシーンはかなり難易度が高いです。しかもお便りを読むシーンが4、5回あるので、どこかで違うお便りを読んじゃうんじゃないかなと思うと、めちゃめちゃ怖いです。
(一同笑)
國村 でも敢えてお便りを白紙にしてちゃんと伝えることで、よりこのメッセージの大切さがあるので、そこを深読みしてくれたら嬉しいですね。
――本作がドキュメント映画の舞台化ということで、映画を既にご覧になった方とまだの方向けの見どころを、それぞれ教えていただけますか。
國村 映画の中で言い合いの体験談を話しているシーンがあって、ご覧になった方から「空気感がドキドキした」という感想をいただいたんですけど、その空気感をリアルで体験してもらえるというのが面白さかなと思いますし、映画を観ていない方も、今回の舞台では映画の映像とリンクしていて、舞台中に映画で使った映像が流れたりもするので、わからないかもとは思わずに観に来ていただきたいです。
中下 諒河くんが言ったように、もっと深いところが見えるという点では、観ていただいた方ならではの楽しみ方ができると思いますし、映画を観ていない方もいらっしゃると思いますが、そういった方にも「カラフルダイヤモンドって、こういうことがあったんだろうな」というのをしっかりと想像させていけるように、僕たちも演技力でカバーして「いい舞台だったな」と思ってもらえるような舞台にしますので、僕たちの“気合”を見てもらいたいですね。あとお芝居のパート中にもライブのシーンがあるので、映画を観ていない方でも楽しんでもらえると思います。
小辻 ライブシーンは僕たちの曲を歌います。演技の延長線上でその気持ちのまま歌うので、まるでミュージカルみたいな感じになりますが、僕たちの歌をミュージカルのように歌うというのはちょっと変な気分ですね。ただいつもと違った歌い方とか表現の仕方になると思うので、そういう違いを楽しんでいただければとは思います。
――劇中やライブでの衣装も気になります。
國村 それは本番までのお楽しみ!
(一同笑)
國村 (取材時点では)まだ僕たちもどんな衣装なのか、すべて把握していませんが、最後の方に登場する衣装は注目なので、楽しみにしていてください。
――さて、永遠さんは本作が初舞台だそうですね。通常のライブやイベントと違って、慣れないことばかりで大変ではないでしょうか。
永遠 一度だけドラマに出させていただいたことがあって、演技経験はあったんですけど、舞台となると違うことだらけで……。ドラマではカメラの前で何人かスタッフさんがいての演技だったんですけど、今回は大勢の前での演技ですし、生だから失敗も出来ませんですし、たくさんのお客さんが観に来てくださるので、ちょっと考えるだけでも、今から震えてしまう気持ちです。
(一同笑)
小辻 舞台には「右にはける」「左にはける」といったように、シーンによってはけ口が変わっていくんですけど、永遠はどこにはけるかわからず無茶苦茶になってしまい、僕たちが「こっちだよ!」と教えることが結構あります(笑)。
國村 今回の舞台で最初に出てくるのが永遠なんですけど、最近の稽古でも最初から思い切り間違えていたし。
中下 (取材当日の稽古でも)永遠だけのシーンがあるんですけど、セリフをど忘れしちゃっていて、ポツンと一人真ん中で立っているんですよ。
永遠 そのシーンは一人で語る状況で、一人だけのシーンだから気合入れていくぞと思って、「台本を見ないぞ」と思って出ていったら、緊張のあまりにセリフが全部飛んじゃいました(笑)。
――苦労されていますね。皆さんから永遠さんにアドバイスがあったら教えていただけますか。
小辻 僕がやってきた舞台は、原作がアニメや漫画の舞台でしたが、今回初めて本人役ということもあって、今までとはちょっと違った感じなので、アドバイスというよりかは、いかに自分を出せるか出せないかが大事になるんじゃないかなと思いますね。
中下 セリフが随時変わることがある際に、永遠がちょっとセリフを覚えきれてないところがあって。僕はその時に永遠に「台本、脚本を書いた方の意図をちゃんと読み取らないと、気持ちが入ったお芝居が出来ないから、そこはちょっと頑張ろうね」と教えたことはありました。
永遠 稽古でつまづいている時に、雄貴くんからヒントを与えてもらっているので、すごく助かっています。
小辻 脚本の内容をみんなが理解しているから、あまりつまづいたりしている雰囲気はないですね。
國村 ずっと一緒にいるメンバー同士なので、「これを言ったらダメかな」といったことをあまり考えなくてもいいですし、みんなで「ここはこうした方がいいんじゃない?」とアドバイスし合えることが、この稽古の進み具合のポイントでもあるかな。いい意味で気を使わなくてもいいので、そこはメッチャいい材料かなと思います。
――初舞台の永遠さんの演技に注目ですね。また今回の舞台では、チームダイヤモンドの古川流唯さんがVTRでの出演になります。
國村 流唯くんの撮影はもう終わったよね。
岡 流唯くん、結構ビビっていたよね。
(一同笑)
中下 流唯くんは、10年後の本人役という設定で、役作り的にも今の自分じゃないから、彼自身もセリフの言い方や振る舞い方も緊張していました。でも、すごくカッコいいですよ。
――10年後の本人役を演じる古川さんにも注目しましょう。では最後に公演を楽しみにされている方に向けてメッセージをお願いします。
國村 この舞台を上演するにあたって、自分たちの今まで見せてこなかった部分も見せるので、それがカラフルダイヤモンドとして、さらにプラスの方向に進むように、僕たちも演じていきたいですし、そんな僕らを初めて観てもらうことで、「カラフルダイヤモンド、いいな」ともっと思ってもらえるような熱い舞台を届けますので、気持ちを全部受け取ってもらえたらと思います。
永遠 僕たちは今、本番に向けて絶賛稽古中で、皆さんにお見せ出来るのを楽しみに頑張っていますので、温かい目で見守って欲しいです。カラフルダイヤモンドのことをもっと知ることが出来るというのが今回の舞台のいいところであり、魅力だと思います。僕たちが舞台の中で出てくる問題にどう立ち向かっていくのかを、その目で観てください。劇場で待ってます!
岡 この舞台を通して、僕たちの表に出していない部分も知ることが出来て、舞台が終わったあとも、自分たちとの関係性がもっと深いところまでいったら嬉しいです。僕たち11人と、関係してくれている方全員で作る場の雰囲気も大事にしていきたいですし、「とにかく一緒に楽しもうよ」ということを伝えたいです。
小辻 まずは来てくださる皆さんに楽しんでいただけるように、僕たちも精一杯頑張ります。また演じるキャストが自分役なので、わざわざ調べなくてもいいという良さがありますし、その人自身のことも知ることが出来る舞台で、映画を観ていない方も全然楽しめると思います。こういう舞台は初めての経験になりますが、全力で頑張ります。ぜひ遊び来てください。
中下 カラフルダイヤモンドとして初めてメンバーだけで作る舞台は挑戦の場であって、僕たちだけで作るエンターテインメントの場でもあるので、ぜひ皆さんに楽しんでいただける舞台を“One For All, All For One”の気持ちで作っていきたいなと思っております。舞台を通してカラフルダイヤモンドを好きになっていただきたいというのもあるんですけれど、お芝居をしているメンバー個人も好きになってもらいたいなという気持ちもあって、もっとこのメンバーのお芝居も観たいとか、このメンバーが違う場所でお芝居してたらどうなるんだろうといったように、各メンバーの可能性をもっと広げて、そしてもっと大きなグループになっていきたいので、舞台を楽しみに来ていただけたらなと思います。
(インタビュー了)
岡 大和(以下 岡) 最初に話を聞いた時は、「えっ? どういうこと?」というのが感想で、映画が舞台になるということで、どうやって作っていくんだろうという気持ちになりましたし、本人役というのも初めてだし、とにかく驚きが1番でしたね。
國村諒河(以下 國村) 映画ではTBSさんのドキュメンタリー映画祭で上映していただいて、監督やスタッフさんとも色々お話しがすることが出来ました。上映や舞台挨拶が終わった後での舞台化ということで、また監督さんにも会える、TBSさんと一緒にお仕事出来るんだなという嬉しさはありましたし、どんな自分が見せられるのかなという楽しみもありました。
小辻 庵(以下 小辻) 舞台が決まったと聞いた時、最初は嘘だろうとちょっと思って。ドキュメンタリー映画を舞台化するというのは、どうやって再現するんだろうというのが一番に来ました。でも、まだメンバーたちと演技をしたことなかったので、僕自身楽しみでもありますし、さっき諒河くんが言ってくれたように、TBSさんとまた新しいことにチャレンジできるという楽しみがありました。
中下雄貴(以下 中下) まずは単刀直入に、TBSさん凄すぎです! 映画からの舞台化は期待していただかないとできない環境でもありますし、TBSさんのお力があってこその映画化や舞台化であって、こうやってトントン拍子に決まったことは本当に嬉しかったですし、素直にワクワクした気持ちでいっぱいです。初めてカラフルダイヤモンドを知った方にも、たくさん広められるきっかけになったらいいなと思っております。
永遠 初めて聞いた時は「ん? 舞台!?」と思いました。カラフルダイヤモンド11人で舞台をするという驚きはありましたし、各々のチームごとで公演がやると決まった時、どういう舞台になっていくんだろうというワクワクもありました。
――ドキュメント映画の舞台化ということで、どんなお話になるのか気になるところです。舞台ではどういうお話が展開されるか、ネタバレにならない程度でお聞かせください。
國村 「チームダイヤモンド公演」も「チームカラフル公演」も、ストーリーはほぼほぼ一緒で、今までの苦悩や、メンバー同士による意思疎通の難しさを描いています。現在放送中のラジオ番組がありまして、劇中ではこの番組をいかに続けていくか、番組存続をかけた物語を、大人とのやり取りもふくめて裏側を全部見せている舞台になっています。
中下 例えば映画の中で揉めた話をしても、どんな感じに揉めたかというのはあまりわからないと思うんです。けれども、舞台ではどのように揉めたのかを具体的に表現出来るので、そういった意味では、臨場感というか、リアルさがめちゃくちゃ観られるんじゃないかなと思っています。
小辻 あとは実話が何個か入っていますし、ドキュメンタリー映画で使用した部分をさらに深堀りしたところも、舞台でやっています。
國村 リアルとフィクションの掛け合わせですね。
――今回、皆さん"本人役"で出演されます。ご自身を演じる上で苦労などありますか。
岡 自分の演じる自分が、果たして本当に合っているのかという疑問はありましたが、稽古をしていくうちに、メンバーから「やまち(※岡さんの愛称)なら、こう言うんじゃない?」と言われて、"普段の自分はこうなんだ"とあらためて気づくところが面白いなと思うポイントです。自分も傍から見て、"このメンバーはこう言った方がいいんじゃないか"とか、"セリフの回し方はこうした方がいい"と思うことがあって、みんな出身地も違うので、セリフ一つでも自分を演じるメンバーひとり一人の印象が違うというのが面白いポイントだなと思います。
永遠 どう言えばいいのか難しいですけど、その世界に生きている自分ではあるんですけど、自分なのに自分じゃないみたいなところがあって、自分として物語を考えていくんですけど、その時の自分はこうしたのかなと考えていると、なんだか深いものを感じます。
國村 例えばアニメのキャラクターを演じる時とかは、そのキャラクターの感情を自分の体験の中から引き出してくるのが結構難しかったりしますが、今回は本人役なので、その感情に結びつくエピソードがすぐ出てきたりするので、その点ではすごくやりやすいというか、初めての演技のメンバーも多いですけど、楽しくいろいろと表現出来るんじゃないかなとは思います。
中下 自分役ではあるんですけど、他のメンバーたちもみんな自分役なので、初めましての俳優さんと一緒にやって、コミュニケーションをとるのに時間がかかる感じではなくて、メンバーとは「夢見荘」で一緒に住んでいる環境だったり、何年も一緒にやってきたメンバーが揃っているので、違和感があればすぐ感じ取ることが出来るので、そういうところの気付きは結構早かったりしますね。
國村 稽古のペースもかなり早いと思います。
小辻 自分が経験してきた舞台では、役の設定がある上で演じていて、ステージに立つ時にスイッチみたいなものを入れていたんですけど、今は自分役なので、スイッチの入れ方がわからなくて、自分がそのままで出ているから、「えっ? これっていいの?」「このままでいいのかな?」みたいな時は、全然ありますね。
――ところで、リーダーの國村さんは「チームダイヤモンド公演」と「チームカラフル公演」の両公演に出演されます。両方の稽古に参加されて、各チームの良さや特徴などありましたら教えていただけますか。
國村 チームダイヤモンドは演技経験があるメンバーがほとんどということもあって、台本の意図を汲み取って、自分の中で咀嚼する力があるので、より先の話ができるというか、「この感情で言うのであれば、じゃあ僕はこういう風に言った方がいいよね」とか、「次のパスはこうした方がいいんじゃない」みたいな会話が成り立って、演技をちゃんと出来ているなというのをすごく感じます。
それに対してチームカラフルは、みんな演技経験がほぼほぼないし、演技に若干苦手意識を持っているメンバーが多いんですけど、初心者だからこそ、演出に言ってもらったことや直してもらったことをその場ですぐ吸収できるので、スポンジに例えると、濡れる面積がすごい多くて、ちゃんと吸収できるので、それはそれですごいなと思います。僕はちょっとだけ演技したことがありますが、チームカラフルの稽古の時は、みんなの吸収力にすごい驚かされます。
――両公演の台本はほぼ同じだそうですけれど、それぞれ全然違う舞台になりそうですね。
國村 もう全然違います。セリフは僕自身同じだったりするんですけど、受け取り方も投げかけ方も全然変わってきますし、稽古前は同じセリフで混乱するかなと思っていたんですけど、違う舞台をやっている気分で、意外と混乱することはありませんでした。
――ありがとうございます。続いて本作の注目ポイントを教えていただけますか。
永遠 舞台の中でぶつかり合うシーンや喧嘩になるシーンがオススメです。あまりファンの方の前で、喧嘩や言い合いになることはないですし、稽古中では演じている自分が本当に怒られて、胃が痛くなっちゃうくらいガチな空気が漂っています。皆さんにはピリピリする空気をぜひ味わってもらいたいです。
國村 アイドルとして見せてこなかった陰の部分や暗い部分をこの舞台で表現しているので、カラフルダイヤモンドはいつも仲が良い、わちゃわちゃで楽しい、かわいいみたいなイメージがあるかもしれませんが、その中でのぶつかり合いを見てもらって、より深く知って、さらに好きになってもらえたらなと思います。
中下 今回の舞台は2~3分のフリートークやアドリブといった要素が多くて、チームダイヤモンド公演は4回ありますが、毎回毎回違うものが観られると思っています。
國村 それと客席を使う演出があります! いろいろ席で楽しめるからこそ、前の方の席はもちろん楽しいと思いますし、何回も見に来ても毎回その場で違う楽しみ方ができるんじゃないかなと思ってます。
岡 会場の赤坂REDシアターは、ステージと客席との距離が近くて、目の先に皆さんがいらっしゃる感じになると思います。また「チームダイヤモンド公演」と「チームカラフル公演」のどっちも観て欲しいというのがメンバー全員が思っていることで、始まりから終わりまで全然雰囲気が違うので、そこをポイントにして観て欲しいですし、僕らも早く皆さんからの感想を聞きたいなと思っています。
小辻 ラジオのシーンがあるんですけど、お便りを送っている人やお便りの内容で、話の展開が変わっていくので、そのお便りの内容をしっかり聞いてくださると、本当に面白い展開になると思うので、ぜひ注目して欲しいです。
中下 お便りを読むシーンで、皆さんは紙にメッセージが書かれていると思うかもしれませんが、実は“白紙”です。だからしっかりセリフとして覚えないといけなくて、どういう言い方をしながら読むかも考えなきゃいけないので、このシーンはかなり難易度が高いです。しかもお便りを読むシーンが4、5回あるので、どこかで違うお便りを読んじゃうんじゃないかなと思うと、めちゃめちゃ怖いです。
(一同笑)
國村 でも敢えてお便りを白紙にしてちゃんと伝えることで、よりこのメッセージの大切さがあるので、そこを深読みしてくれたら嬉しいですね。
――本作がドキュメント映画の舞台化ということで、映画を既にご覧になった方とまだの方向けの見どころを、それぞれ教えていただけますか。
國村 映画の中で言い合いの体験談を話しているシーンがあって、ご覧になった方から「空気感がドキドキした」という感想をいただいたんですけど、その空気感をリアルで体験してもらえるというのが面白さかなと思いますし、映画を観ていない方も、今回の舞台では映画の映像とリンクしていて、舞台中に映画で使った映像が流れたりもするので、わからないかもとは思わずに観に来ていただきたいです。
中下 諒河くんが言ったように、もっと深いところが見えるという点では、観ていただいた方ならではの楽しみ方ができると思いますし、映画を観ていない方もいらっしゃると思いますが、そういった方にも「カラフルダイヤモンドって、こういうことがあったんだろうな」というのをしっかりと想像させていけるように、僕たちも演技力でカバーして「いい舞台だったな」と思ってもらえるような舞台にしますので、僕たちの“気合”を見てもらいたいですね。あとお芝居のパート中にもライブのシーンがあるので、映画を観ていない方でも楽しんでもらえると思います。
小辻 ライブシーンは僕たちの曲を歌います。演技の延長線上でその気持ちのまま歌うので、まるでミュージカルみたいな感じになりますが、僕たちの歌をミュージカルのように歌うというのはちょっと変な気分ですね。ただいつもと違った歌い方とか表現の仕方になると思うので、そういう違いを楽しんでいただければとは思います。
――劇中やライブでの衣装も気になります。
國村 それは本番までのお楽しみ!
(一同笑)
國村 (取材時点では)まだ僕たちもどんな衣装なのか、すべて把握していませんが、最後の方に登場する衣装は注目なので、楽しみにしていてください。
――さて、永遠さんは本作が初舞台だそうですね。通常のライブやイベントと違って、慣れないことばかりで大変ではないでしょうか。
永遠 一度だけドラマに出させていただいたことがあって、演技経験はあったんですけど、舞台となると違うことだらけで……。ドラマではカメラの前で何人かスタッフさんがいての演技だったんですけど、今回は大勢の前での演技ですし、生だから失敗も出来ませんですし、たくさんのお客さんが観に来てくださるので、ちょっと考えるだけでも、今から震えてしまう気持ちです。
(一同笑)
小辻 舞台には「右にはける」「左にはける」といったように、シーンによってはけ口が変わっていくんですけど、永遠はどこにはけるかわからず無茶苦茶になってしまい、僕たちが「こっちだよ!」と教えることが結構あります(笑)。
國村 今回の舞台で最初に出てくるのが永遠なんですけど、最近の稽古でも最初から思い切り間違えていたし。
中下 (取材当日の稽古でも)永遠だけのシーンがあるんですけど、セリフをど忘れしちゃっていて、ポツンと一人真ん中で立っているんですよ。
永遠 そのシーンは一人で語る状況で、一人だけのシーンだから気合入れていくぞと思って、「台本を見ないぞ」と思って出ていったら、緊張のあまりにセリフが全部飛んじゃいました(笑)。
――苦労されていますね。皆さんから永遠さんにアドバイスがあったら教えていただけますか。
小辻 僕がやってきた舞台は、原作がアニメや漫画の舞台でしたが、今回初めて本人役ということもあって、今までとはちょっと違った感じなので、アドバイスというよりかは、いかに自分を出せるか出せないかが大事になるんじゃないかなと思いますね。
中下 セリフが随時変わることがある際に、永遠がちょっとセリフを覚えきれてないところがあって。僕はその時に永遠に「台本、脚本を書いた方の意図をちゃんと読み取らないと、気持ちが入ったお芝居が出来ないから、そこはちょっと頑張ろうね」と教えたことはありました。
永遠 稽古でつまづいている時に、雄貴くんからヒントを与えてもらっているので、すごく助かっています。
小辻 脚本の内容をみんなが理解しているから、あまりつまづいたりしている雰囲気はないですね。
國村 ずっと一緒にいるメンバー同士なので、「これを言ったらダメかな」といったことをあまり考えなくてもいいですし、みんなで「ここはこうした方がいいんじゃない?」とアドバイスし合えることが、この稽古の進み具合のポイントでもあるかな。いい意味で気を使わなくてもいいので、そこはメッチャいい材料かなと思います。
――初舞台の永遠さんの演技に注目ですね。また今回の舞台では、チームダイヤモンドの古川流唯さんがVTRでの出演になります。
國村 流唯くんの撮影はもう終わったよね。
岡 流唯くん、結構ビビっていたよね。
(一同笑)
中下 流唯くんは、10年後の本人役という設定で、役作り的にも今の自分じゃないから、彼自身もセリフの言い方や振る舞い方も緊張していました。でも、すごくカッコいいですよ。
――10年後の本人役を演じる古川さんにも注目しましょう。では最後に公演を楽しみにされている方に向けてメッセージをお願いします。
國村 この舞台を上演するにあたって、自分たちの今まで見せてこなかった部分も見せるので、それがカラフルダイヤモンドとして、さらにプラスの方向に進むように、僕たちも演じていきたいですし、そんな僕らを初めて観てもらうことで、「カラフルダイヤモンド、いいな」ともっと思ってもらえるような熱い舞台を届けますので、気持ちを全部受け取ってもらえたらと思います。
永遠 僕たちは今、本番に向けて絶賛稽古中で、皆さんにお見せ出来るのを楽しみに頑張っていますので、温かい目で見守って欲しいです。カラフルダイヤモンドのことをもっと知ることが出来るというのが今回の舞台のいいところであり、魅力だと思います。僕たちが舞台の中で出てくる問題にどう立ち向かっていくのかを、その目で観てください。劇場で待ってます!
岡 この舞台を通して、僕たちの表に出していない部分も知ることが出来て、舞台が終わったあとも、自分たちとの関係性がもっと深いところまでいったら嬉しいです。僕たち11人と、関係してくれている方全員で作る場の雰囲気も大事にしていきたいですし、「とにかく一緒に楽しもうよ」ということを伝えたいです。
小辻 まずは来てくださる皆さんに楽しんでいただけるように、僕たちも精一杯頑張ります。また演じるキャストが自分役なので、わざわざ調べなくてもいいという良さがありますし、その人自身のことも知ることが出来る舞台で、映画を観ていない方も全然楽しめると思います。こういう舞台は初めての経験になりますが、全力で頑張ります。ぜひ遊び来てください。
中下 カラフルダイヤモンドとして初めてメンバーだけで作る舞台は挑戦の場であって、僕たちだけで作るエンターテインメントの場でもあるので、ぜひ皆さんに楽しんでいただける舞台を“One For All, All For One”の気持ちで作っていきたいなと思っております。舞台を通してカラフルダイヤモンドを好きになっていただきたいというのもあるんですけれど、お芝居をしているメンバー個人も好きになってもらいたいなという気持ちもあって、もっとこのメンバーのお芝居も観たいとか、このメンバーが違う場所でお芝居してたらどうなるんだろうといったように、各メンバーの可能性をもっと広げて、そしてもっと大きなグループになっていきたいので、舞台を楽しみに来ていただけたらなと思います。
(インタビュー了)
【稽古場風景写真】
中下雄貴さん
小辻 庵さん
岡 大和さん
永遠さん
國村諒河さん
以上、SPインタビューと稽古場風景写真をお届けしました。
舞台「カラフルダイヤモンド ~君と僕のドリーム~」は7月15日まで上演。詳細や最新情報は、Informationからカラフルダイヤモンド公式サイト及び公式Xをチェックしてください。☆Information
舞台「カラフルダイヤモンド ~君と僕のドリーム~」
日程:2024年7月12日(金)~7月15日(月・祝) 全7公演
7月12日19:00 チームダイヤモンド公演回
7月13日13:00 チームカラフル公演回
7月13日18:00 チームダイヤモンド公演回
7月14日13:00 チームダイヤモンド公演回
7月14日18:00 チームカラフル公演回
7月15日12:00 チームダイヤモンド公演回
7月15日16:00 チームカラフル公演回
※各公演開演の1時間前の開場となります。
【会場】東京・赤坂RED/THEATER (東京都港区赤坂3-10-9)
【出演】
カラフルダイヤモンド
◇チームダイヤモンド 公演回◇
中下雄貴・小辻庵・岡大和・永遠
國村諒河(チームダイヤモンドとチームカラフル 両公演に出演)
◆チームカラフル 公演回◆
設楽賢・國村諒河・高垣博之・関優樹・加藤青空
※LIVEパートは両チーム全9名での出演となります。
※古川流唯と内海太一はVTR出演となります。
※各公演出演メンバーは予告なく変更になる場合がございます。メンバー変更によるチケットの払い戻しは対応いたしかねますのでご了承ください。
【料金】
全席指定:8,000円 (チケット購入特典あり)
◇各公演入場時に生写真プレゼント!!
※全公演ごとに異なるメンバー生写真となっております。
【カラフルダイヤモンド公式サイト】
https://bak.boysandmen.jp/
【カラフルダイヤモンド公式X(旧Twitter)】
https://x.com/karadai_12