【555 SP①】半田健人「オファーを受けたというより僕らが持ちかけた」芳賀優里亜「真理は美容師になると思っていた」Vシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』2/2上映直前SPインタビュー①をUP!

2003年1月から2004年1月までテレビ朝日系列で放送されていた平成仮面ライダーシリーズ第4作「仮面ライダー555(ファイズ)」の最新作、Vシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』が、2024年2月2日より東京・新宿バルト9ほかにて期間限定上映、5月29日にBlu-ray&DVDが発売されます。
仮面ライダー555(ファイズ)は。主人公の青年・乾 巧が特殊な変身ツール「ファイズギア」を持つ少女・園田真理に遭遇し、異形の怪人「オルフェノク」に襲われたことをきっかけに、仮面ライダーファイズとして戦う物語で、本作ではTVシリーズの「その後」が描かれます。

本作には、乾巧/仮面ライダーファイズ役の半田健人さんをはじめ、園田真理役の芳賀優里亜さん、草加雅人/仮面ライダーカイザ役の村上幸平さん、海堂直也役の唐橋充さん、北崎役の藤田玲さんといったオリジナルキャストが集結。さらには福田ルミカさん、浅川大治さん、柳川るいさん、土師野隆之介さん、松澤可苑さん、進藤あまねさんと次世代を担う若手俳優がゲスト出演。「仮面ライダー555 20th」にふさわしい豪華なキャストが登場します。

スマートボーイズでは、半田健人さん、芳賀優里亜さん、村上幸平さん、藤田玲さんにSPインタビューを実施。PART①、PART②の2回に渡りお届けします。PART①では、半田健人さんと芳賀優里亜さんが登場。本作が決まった経緯や本作に向けての役作り、さらには撮影中のエピソードなどを語ってくれました。
――よろしくお願いします。まず、新作のオファーを受けた時の気持ちをお聞かせいただけますでしょうか。

半田 オファーを受けたと言うよりも、僕らが持ちかけたというのが正しい表現ですね。2022年に仲間で集まって、「来年は20周年だけど、何かあるのかな」という話をしていたんです。その当時は何も情報は入っていなかったので、「何かやりたいよね。ここを逃すと……」という流れになって、ただどうやったらやれるのかという時に、「もしやるんでしたら、出演することに対しての準備はできますよ」の意思表示だけはしておこうというのは伝えました。 なので、実際にお話が立ち上がってきた時は、感覚として“僕らの意見を採用していただいた”ところはありましたね。なので本当に嬉しかったですし、『よし、やるぞ!』。という気持ちで挑みました。

芳賀 ちょうど令和5年5月5日が「仮面ライダー555」の20周年にあたるタイミングだったので、もうこれは絶対何かやって欲しい気持ちはありました。みんなとも「何か出来ればね」なんて話をしていて、その意志を投げかけたら、映画のプロットが送られてきたんです。まだその当時は出来るか出来ないかわからなくて、何も動いてない状況でポンと送られてきて。

半田 そう、もうやるんだろうなというレベルのものが来ていました。

芳賀 単独で作品が作れることをその段階で知って、とてもビックリしました。

――集まった仲間というのはどなたですか。

半田 僕と芳賀さんと村上さん、それに相談役ということで柴﨑貴行監督の4人が集まりました。その時は久しぶりに4人集まってメシでもという感じでした。
半田健人さん
――本作の脚本はTVシリーズに引き続き井上敏樹さんが務められますが、最初に台本を読んだ時、どんな感想を持たれましたか。また事前にご自身で「こうなるのでは?」と予想されていたら,その予想は当たっていましたか?

半田 予想が当たる外れるの前に、新作が出来るなんて、本当に予想もしていませんでした。しかも純粋な新作のファイズとして、井上先生が書き下ろしてくださったことが、まず嬉しかったことですね。TVシリーズの最終話あたりで、巧の体が弱っているような描き方をしていましたが、本作の序盤でもカプセルに入って体力を温存するというシーンがあって、そこにすごく続編性を感じました。「あ、続いているんだ」って。

芳賀 やっぱり変身アイテムがガラケーからスマホになってなきゃおかしいよなというのはありましたね(笑)。あとは本作が「本編からの続き」なのか、それとも「違うパラレルワールドの世界」なのか、どっちなのかなというのは気になっていましたし、個人的には真理が美容師の夢を叶えているのか、まだクリーニング屋をやっているのかということも気になっていました。

半田 結果的にはクリーニング屋だったけど、真理的にその件に関してはどう思っているの?

(一同笑)

芳賀 真理って夢を叶えてそうじゃないですか。第1話から美容師になるという夢を持って、キラキラと上京したところからスタートしているので、私自身としては、お店でも構えてるんじゃないかないう希望はあったんですけど……。多分、その間にいろいろなことがあって美容師という夢を諦めて、クリーニング屋を続けているんじゃないかなって思っています。

半田 僕の中ではそういう感じじゃなかったんだよね。諦めてというのではなくて、いろいろとやっていく中で「私、美容師よりもクリーニング屋に向いている」という感じに見えたよ。

芳賀 でも本作で草加くんがコーヒーを渡した時、真理が一瞬だけ美容室を見ているシーンがあるのを知ってる?

半田 あ~、あったね。

芳賀 ぼーっと、美容室を眺めてるシーンがあって、そこにはやっぱり未練みたいなものが少しあったと思うし、クリーニング屋をやりながらオルフェノクを庇護したりと、いろいろなものを真理なりに諦めた結果だから、すごくリアルに感じました。色々あって、今ここに落ち着いてるんだなって。

半田 夢は変わるからね、20年も経てば。

芳賀 まあね。美容師という夢は叶えなかったかもしれないけど、きっと巧の髪の毛は切ってるのかなというのはのはありますね。
芳賀優里亜さん
――本作で乾巧と園田真理をそれぞれ演じる上で「ここを大事にしたい」や「TVシリーズ当時と比べてここは変わったな」みたいなところはありましたか。

半田 大事にしたい部分で言うと、僕がどういう巧を演じたいかというより、「どういう巧を見たいか」ですね。この映画そのものが実現した根底の部分には、まずファンの方がTVシリーズから20年経った今もおられるということで、ファンの方の期待に応えたいと気持ちはやっぱり大きかったです。それ故、台本にちょっと口出しをしたこともあったんですけど、それも全てはそこですよね。ファンが何を求めているかということを考えた時に、僕は変えるということよりも、変わらないことをもって良しとするという考え方の人間なので、「たっくんはこうじゃなきゃ」というところを、どれだけ演じられるかというところを大事にしていました。

芳賀 私も同じですね。仮面ライダーファイズを自分が大人になって客観的に観ることもある中で、キャスト全員同じ気持ちだった思うんですけど、やっぱり観てくれる方に喜んでもらいたいというのが一番にありましたし、そこは1番話し合ったことでもあるかもしれないですね。

半田 そこが重要だったね。自分たちがどう思うかというよりも、観てくれる人がどう思うかということを考えた作品というのは、他にはないかもしれないですね。
――例えば当時の映像を見返したり、「このキャラクターはどういうキャラだったのか」を話し合ったりしましたか。

半田 自分のキャラはわかっているんですけど、言っても台本はあるわけで。具体的にどうこうするというのは、選ぶ服や髪型といった次元だと思うんで。どういう気持ちで取り組むかということが大事でしょうか。
――それぞれキャラクターを演じる上で、テレビ版から変わらないように意識された部分があったら教えてください。

半田 変わらないように演じるというのは、逆に言えば“変えようがない”というのもあるんですよね。それこそ髪型や服といった物理的なものは変えられますけど、巧のセリフをあてがわれて、カメラの前に立つと、他にバリエーションがないというか、巧でしかないんです。年も取ってるし、声のトーンも20年前と比べたら多少違うんでしょうけど、変に考えてしまうと、より遠いものになってしまうというのはありました。誇張しすぎると村上さんみたいになっちゃうので。

(一同笑)

半田 村上さんの演技は、我々の中でネタになっているんですけど、本当に誇張しすぎて。村上さんは雅人を愛し過ぎた結果、大袈裟になっているんですよ。その点では僕以上に自然だったのは真理かなと思うんですね。本当に自然だった。

芳賀 私が元々そんなに考え込まないタイプというのもあるんですけど、やっぱり井上さんさんが書いたってことで、「あっ! この言い回しだね!!」というのはすごいありましたね。実は真理の言い回しってかなり独特なんですよ。例えば「◯◯なのよ」「◯◯のよ」は意外と使わないですし、「草加くんも分かってるくせに」の“分かってるくせに”や「それどういうこと?」とか、井上さんが書くからこそあるこのセリフ回しが実はあって、そのセリフを読むと「真理ちゃんってこういう風に言うよね」というのはすごい感じました。

――いつでも自然にあのキャラクターに戻れるような雰囲気でしょうか。

芳賀 そうですね。あんまり意識してないかもしれないです。

半田 本当にそれは不思議な感覚ですね。「今ここでやれ」と言っても、たとえそこが現場じゃなくても、メンバーが揃うと出来ちゃうみたいなとこあるかもしれないです。セリフさえもらえれば、それは出来ちゃうということです。

芳賀 やっぱり1年かけて出来た関係性というのが大きいなと思います。
――半田さんと芳賀さんのお互いのお芝居を観て、当時と比べての違いや変化などありましたか。

半田 この映画のクランクアップの日に、芳賀さんの撮影が終わった時に、僕は芳賀さんに駆け寄って、「園田真理という役が、芳賀優里亜で良かったよ」と20年越しに言ったんです。それはもう御世辞でもなんでもなくて、TVシリーズ当時はわからなかったけど、20年越しに共演した時、芳賀さんの女優としての力量や人間性も含めて、ファイズの相手役として、芳賀さんで良かったなという風に心底思いました。お芝居に関しては、僕はどうこう言う立場にないので。先輩ですから。はい(笑)。

芳賀 そんなことはないんですけど(笑)。当時20年前って、本当にお互い子供だったので、特に話し合うってこともなかったし……。

半田 話はしていたよ!

芳賀 そうそう、話はしていたけど、役柄についてディスカッションするとかは全くなかったんです。だから今回初めて本当に話し合いました。

半田 すごい話し合いました。大真面目に。

芳賀 真面目に話し合ったよね。でも当時から“信頼”という意味では変わってないので。他の男性キャストは半田くんより年齢が上ですけど、多分1番落ち着きがあってしっかりしていたというか。最後に振れば全部まとめてくれるような、ドンと真ん中にいてくれた存在でした。今回、新作で20年ぶりに集まった時も、主役がしっかりしてくれてると、こっちは身を委ねるだけで良いというか、ちゃんと先頭を切ってやってくれるので、そういう意味での“安心感”は以前と変わらずありました。逆に不安要素は特に何もありませんでした。

半田 不安要素はないんですよ。メンバーも監督も脚本も申し分ないですし。だからこそ条件が揃っている中で、良い作品が作れなかったらヤバいという不安はありましたが(笑)。そうそうそうさ、それはありますよ。うん。

芳賀 やっぱりファンの皆さんの理想や期待みたいなものはあると思うので、ファイズの良さみたいなものを今回の映画でも見せたいという気持ちはありました。

半田 クランクインの日の朝を迎えて、他の作品をクランクインする時とちょっと気持ちが違いましたね。主役だということも1つの要素かもしれないけど、自分にしか出来ないことをやってるという心地良い責任感はありました。

芳賀 やっぱり現場はすごく心地いいですね。昔に戻った感覚で。クランクインから真理が屋上から飛ぶシーンで始まったんですけど、私、高所恐怖症で(笑)。でも田﨑(竜太)監督が、私のことをよくわかってくれていて、きちんと対策がなされていたんです。助監督との打ち合わせの段階で「優里亜は高いところがダメだから」ということで、怖くないように色々してくださいました。そういう配慮がとても嬉しかったですね。「スイマセン……」と言いながら。

半田 手が掛かる子だね(笑)。でも僕も人のこと言えないんです。僕もジェットコースターが嫌だということで、高岩成二さんに吹き替えを頼んだことがありました。その時、高岩さんは「俺はそういう役じゃねえ。俺はスーツアクターだ」って。

(一同笑)
――撮影中でのエピソードなどあったら教えてください。

半田 撮影中に風邪が蔓延したんです。原因は田﨑監督でウイルスを持ってきたんですよ。で、順番に罹患していきまして、僕も感染して、芳賀さんは声が出なくなったんだよね。調子を悪くしちゃったんです。

芳賀 本当に声が出なくなって、次の日に撮休をいただいて、撮影がストップしてしまって。

半田 でもその撮休がみんなを救ったんですよ。僕も体調の悪さがピークに達していて、監督さんも助監督さんもみんなガタが来ていた時でも撮影をやっていく中で、芳賀さんの声が出ないということで、臨時の撮休になって、全員が「優里亜様、ありがとう!!」という気持ちでした。一日休めたことで、持ち直しましたからね。声以外は特に異常はなかったんだよね。

芳賀 本当に声だけが異常で。こんなことは初めての経験でした。結局原因は何だったんでしょう。

半田 きっと僕らに休みを与えるために声が出なくなったのでしょう。それが原因で、アフレコになっちゃったんだよね。ただ彼女が上手いのが、どのセリフがアフレコだったのか、言われるまで絶対わからないんですよ。

芳賀 私にとっては、それだけが唯一ちょっと後悔したところですね。

半田 スケジュールはハードだったんですけど、現場は楽しくて、芳賀さんが「ずっと撮っていたいね」とっポロッと漏らしてたもんね。なんかずっと撮ってたいってね。

芳賀 うん。「この感じでずっと撮っていたい」って。でもちょっと撮影はハード過ぎましたね(笑)。

半田 言わんとすることはすごくわかるし、僕としても共演者からそういう言葉が出るのは嬉しかったですね。逆に「早く終わりたいよ、こんな現場!」と言われると寂しいじゃないですか。

(一同笑)

半田 学園祭の前夜祭じゃないけど、「555」の現場に行くと“学生ノリ”が僕らの中で出るんですよ。学生時代ってバカするじゃないですか。仲間同士でしょうもないことで笑い合ったりして。で、大人になるとそういうのは無くなるんですけど、「555」のメンバーは、現場にいる時だけ、学生祭の出し物の準備をしてるかのような雰囲気があって、だからこういう時間が続くといいのになと思う感覚はあります。唯一そういう感覚になれる仲間なんだと。

芳賀 それはそうかもしれないね。

半田 だから何年かに1回集まりたいというのがあって、そうすることによって、僕らの精神衛生を保ることができるんですよ。

(一同笑)

芳賀 バランスが良かったなとは思いますね。年齢差はあるんですけど、基本的にみんな真面目なので、学生ノリはありつつも、仕事に対しての真面目さというのはありました。

半田 学生ノリといって誤解しないでもらいたいのは、馬鹿なノリじゃなくて、無邪気さが唯一出せるという意味です。
――先程、村上さんの名前が出ましたが、本作には村上さん以外にも、唐橋 充さん、藤田 玲さんといったオリジナルキャストが出演されていますね。

半田 唐橋さんは毎回笑わせてくださいました。

芳賀 変わらないよね。

半田 TVシリーズより濃くなっているというか、あえてこういう言い方をしますけど、海堂は症状が悪化してると。

(一同笑)

半田 海堂なのか、唐橋さんなのか、症状が悪化していますね。で、藤田さんは、唯一僕らより年下だったんだよね。

芳賀 そう、1個下。

――当時14歳でした。

半田 20年前と比べて、随分と好青年になった印象はありますね。それに以前と比べてデカくなったというのはあります。身長はさほど高くなかったし、線が細かったけど、がたいも良くなったし、身長も伸びたし、フィジカルな面で唯一変わったのは藤田さんだな。でも優里亜も背が5センチぐらい伸びたのか。

芳賀 5cmぐらいは伸びてるかもしれない。

半田 僕なんかは今の身長のままだし。

芳賀 玲くん、ほんと体型が変わったね。

半田 当時は子供だったけど、今や彼も舞台の方で座長をやるような立派な俳優になって、風格も出ているし、唐橋さんは大女優の水野美紀さんと結婚したりと、それぞれ色々な人生を送っているけど、ファイズの現場に来ると、みんな元に戻るんですよ。その点はやっぱり面白いところだね。芳賀さんもファイズ以外で女優業ってあまりやってないよね。

芳賀 子供が出来てからは、基本的にはそんなに精力的にはやってないのが現状ですね。2022年の『仮面ライダーアウトサイダーズ』が3、4年ぶりの映像出演でしたし、この映画も久々でした。でも、身に染みついてるものはやっぱりあるので、感覚的にはすぐ戻れちゃう感じです。村上さんは相変わらず1番ノリノリで演じていましたね(笑)。

半田 ノリノリだったね、あの人は。

――村上さんと言えば、9月13日の午後9時13分にカイザコールをするイベント「913祭」をほぼ毎年開催していて、スマボでも幾度となく取材させていただきました。半田さんも芳賀さんも何回かゲスト出演されていて、TVシリーズ終了後も「555」を盛り上げてくれたという意味では、村上さんは影の功労者だと思います。

芳賀 確かに20年間発信し続けてくれていたよね。

半田 村上さんはカイザのためというより、自分がとにかく好きだからね。その自分自身がカイザを愛してますからね。
――確かに村上さんのカイザ愛は十二分に伝わります。それと次世代を担う若手俳優がゲスト共演ということで、中にはTVシリーズでまだ生まれていない10代の方も多くいますが、撮影中ではどういうコミュニケーションをされていましたか。

半田 若い子とコミュニケーションは、正直あまりなかったかな……。

(一同笑)

半田 もう“老害”ですから。僕が「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」(2015年)に出演した時に、移動中喋り続けて寝かさないっていう老害を発揮してしまって、反省しました。でも僕らも現場に行くと、10代の頃の当時に肌感覚として戻っちゃうわけなんですよ。実際僕が現在39歳で、相手方が10代だったとしても、実年齢ほど離れているような感覚じゃなくなっちゃうんです。現場に行くと、自分が乾巧モードに入っているから、若くなるという錯覚を起こすわけですよ。だから、うんと若い連中と演じているという感覚はあまりないんです。

芳賀 私もそのような錯覚を起こすけど、年齢を聞くと10代と聞いてびっくりしていました。でもTVシリース当時、私は15歳で、このぐらいの時に私は真理をやっていたんだという、すごい不思議な気持ちにはなりました。

半田 そうですよね、働いてましたもんね。

芳賀 ええ。

半田 俺なんかまだギリギリ社会に出る年齢でもあるけども。優里亜の年齢なんて、本来働くような年じゃないからね。

芳賀 確かに。撮影現場はもう学校みたいな感じですよね。

半田 学校代わりだね。

芳賀 「555」で青春を体験しました。

半田 担任の先生が田﨑監督で。でも担任というよりかは“顧問”って感じかな。

芳賀 そうだね!!
――色々なお話ありがとうございます。では最後に公開を楽しみにされている方に向けて、メッセージをお願いします。

芳賀 20年ぶりの新作ということで、新キャストであったり、新フォームであったり、新しくアップデートされてることはもちろん見どころでもあるんですけど、やっぱり当時を感じさせてくれるような“懐かしさ”が散りばめられてるので、本当に楽しんでいただけるんじゃないかなっていうのはありますし、色々と衝撃的な展開もきっと待っていると思うので、その辺も楽しみにして欲しいなと思います。

半田 この20周年に、こういう映画を作れたということに対する感謝がありまして、他ならぬ応援してくださる皆さんのおかげです。間違いなく。ファンの方の需要がなければ、あの東映さんは首を縦に振らないと思います。その中で、単純に同窓会的な映画ではなく、新しいファイズも出てきますし、新展開というのがありまして、その上で“ファイズと言えばこうだよね”という映画でもあるので、とにかく観ていただいて、よりファイズに対する愛を深めていただけると嬉しいです。

※PART②では、村上幸平さんと藤田玲さんが登場します。

■イントロ&ストーリー
シリーズ第4作にして、「平成仮面ライダー」の人気を頂点まで押し上げた、伝説の作品『仮面ライダー555(ファイズ)』。放送から20年の時を経て、人類の進化形・オルフェノクと人類をめぐる物語の、「その後」が描かれる。それは果たして、「夢」の続きなのか、あるいは「絶望」の始まりなのか……。

園田真理(芳賀優里亜)は菊池啓太郎の甥・条太郎(浅川大治)、海堂直也(唐橋 充)、そして、いつしか戻ってきた草加雅人(村上幸平)とともにクリーニング店「西洋洗濯舗 菊池」を経営しながらオルフェノクの庇護を行っていた。一方、政府により企業再生されたスマートブレイン社は、オルフェノクの殲滅を目指す企業へと変貌を遂げ、北崎(藤田玲)が社を率いていた。
ある日、追いつめられたオルフェノクを救うため、草加と海堂は仮面ライダーカイザとスネークオルフェノクとなり、殲滅隊隊長の胡桃玲菜(福田ルミカ)/仮面ライダーミューズと交戦。そこに現れたのは、数年前に真理たちの前から姿を消して以降、消息不明となっていた、あの乾 巧(半田健人)だった。巧は、かつてとは異なる姿のファイズ・仮面ライダーネクストファイズへと変身し、スマートブレイン社の尖兵として、その力を使い始めた…!
ネクストファイズに攻撃されて混乱する真理たち。巧はなぜスマートブレインにいるのか? 今まで何をしていたのか?
波乱を含んだ彼らの再会は、オルフェノクと人類をめぐる新たな物語のほんの序章に過ぎなかった――


Vシネクスト「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」の詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。


☆Information
Vシネクスト「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」

2024年 2月2日(金)より新宿バルト9ほかにて期間限定上映開始
通常版・特別版 2024年 5月29日(水)Blu-ray&DVD発売
CSMカイザフォンXX版・完全版 2024年9月13日(金)Blu-ray&DVD発売

出演
半田健人 芳賀優里亜 村上幸平 唐橋充 藤田玲
福田ルミカ 浅川大治 柳川るい 土師野隆之介 松澤可苑 進藤あまね / 高岩成二

原作:石ノ森章太郎 脚本:井上敏樹 監督:田﨑竜太
音楽:松尾早人 アクション監督:和田三四郎
主題歌「Identiφ’s」ISSA

▼楽曲情報
「Identiφ‘s」 ISSA 作詞:藤林聖子 作曲:佐藤和豊 編曲:中川幸太郎
2月2日から各サブスクリプション・ダウンロードサイトにて配信開始!

◆パッケージ情報◆
《2024年5月29日(水)発売》
・通常版
DVD 5,000円+税/Blu-ray 6,000円+税
【特典(予定)】
映像特典:予告
映像特典(Blu-rayのみ):メイキング、舞台挨拶、データファイル、ポスターギャラリー
音声特典(Blu-rayのみ):オーディオ・コメンタリー(半田健人・芳賀優里亜・村上幸平・唐橋充・藤田玲)

・特別版(初回生産限定)
DVD 8,000円+税/Blu-ray 9,000円+税
【特典(予定)】
封入特典:ライナーノート、主題歌CD、スリーブ、ボーナスディスク(『仮面ライダー555』20th Anniversary EVENT
「555×20」)
映像特典:予告
映像特典(Blu-rayのみ):メイキング、舞台挨拶、データファイル、ポスターギャラリー
音声特典(Blu-rayのみ):オーディオ・コメンタリー(半田健人・芳賀優里亜・村上幸平・唐橋充・藤田玲)

《2024年9月13日(金)発売》
・CSMカイザフォンXX版(完全受注生産)
DVD 26,500円+税/Blu-ray 27,500円+税
【特典(予定)】
封入特典:CSMカイザフォンXX
映像特典:予告
映像特典(Blu-rayのみ):メイキング、舞台挨拶、データファイル、ポスターギャラリー
音声特典(Blu-rayのみ):オーディオ・コメンタリー(半田健人・芳賀優里亜・村上幸平・唐橋充・藤田玲)

・完全版(完全受注生産)
DVD 29,500円+税/Blu-ray 30,500円+税
【特典(予定)】
封入特典: CSMカイザフォンXX、ライナーノート、主題歌CD、スリーブ、ボーナスディスク(『仮面ライダー555』20th
Anniversary EVENT「555×20」)
映像特典:予告
映像特典(Blu-rayのみ):メイキング、舞台挨拶、データファイル、ポスターギャラリー
音声特典(Blu-rayのみ):オーディオ・コメンタリー(半田健人・芳賀優里亜・村上幸平・唐橋充・藤田玲)

《2024年2月2日(金)発売》
・劇場先行販売版
DVD 6,000円+税
【特典(予定)】
封入特典:主題歌(MOVIEサイズ)ダウンロードカード「mu-ca」、ポスタービジュアルフォトカード
映像特典:予告

※DVDスペック(全種同様) COLOR/本編65分(予定)/片面1層/1.主音声:ステレオ/16:9LB
※Blu-rayスペック(全種同様) COLOR/本編65分(予定)/2層/1.リニアPCM(ステレオ) 2.リニアPCM(コメンタリー:ステレオ)/16:9【1080p Hi-Def】

※CSMカイザフォンXXが付属する【CSMカイザフォンXX版】と【完全版】は2024年9月13日(金)発売です。通常発売日と異なりますのでご注意ください。

【公式サイト】
https://www.toei-video.co.jp/55520th/

【公式X(旧Twitter)】
@555_20th

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