糸川耀士郎「こんな熱い作品をこんな至近距離で見てもらえる」フェンシング×ミュージカルの『フィーダシュタント』が開幕!RIKU、正木郁、吉高志音、浦川翔平、藤田玲らの初日取材会コメント&ゲネプロ公演画像UP

フェンシングを題材にしたミュージカル「フィーダシュタント」が、2023年3月16日より東京・ニッショーホールにて開幕しました。
本作は、劣等感に溢れていた主⼈公マグナスがエリートスポーツ学校に⼊学して経験する少年たちの成⻑の過程と、⼼に潜む権⼒への欲望、葛藤を描く物語。2022年6月に韓国で初演を迎えると、開幕から異例の速さで⼤ヒット。こちらも異例のスピードで⽇本公演が実現しました。

物語の中でもキーとなるフェンシングの指導には、⽇本初のフェンシング銀メダリスト太⽥雄貴⽒と、東京オリンピックに出場した徳南堅太⽒が務めています。

フェンシングを題材にした優雅で中毒性のあるミュージカル「フィーダシュタント」が開幕!」
【STORY】
1938年、ドイツ。
野心家の17歳マグナスは、最高のフェンシング選手になるため、親友アベルと共に誰もが憧れるドイツのエリートスポーツ学校へ入学する。
そこで出会った同級生のハーゲン、ジャスパーとともに友情を築きながら切磋琢磨し、日々フェンシングに打ち込んでいた。

そんなある日、彼らは学校の隠された秘密について知ってしまう。
それはこの学校が設立された本当の理由についてだった…。

アベルはこの事実を他の生徒たちに知らせようとするが、すぐさま学校から制裁を受けてしまう。

一方、マグナスは学校の最高責任者であるクレア団長に才能を認められ、権力への欲望に揺れ動き、アベルと対立してしまい…


スマートボーイズでは、初日公演直前に行われた公開ゲネプロと、RIKUさん(THE RAMPAGE) 、⽷川耀⼠郎さん、正⽊ 郁さん、吉⾼志⾳さん、浦川翔平さん(THE RAMPAGE) 、藤⽥玲さんのキャスト6名と、フェンシング指導を担当した太田雄貴氏が登場した取材会でのコメントをお届けいたします!

【取材会コメント】
――まずは役柄とご挨拶をお願いします。

マグナス・ヴォルカー役 : RIKUさん (THE RAMPAGE)
「マグナスは負けず嫌いで不器用ながらまっすぐ自分の正義を貫こうとする熱い男です、17歳ゆえの不器用さをしっかりと表現して、マグナスが権力や大きな壁に立ち向かう様を表現できるように頑張っていきます!」
アベル・ルター役 : 糸川耀士郎さん
「アベルはマグナスの幼なじみで、アベルが抱える疑問から物語が動いていきます。曲数もいちばん歌ってると思うので、千秋楽まで保つのか、そこも注目していただければと思います(笑)」
フレドリッヒ・カール役 : 正木 郁さん
「フレドリッヒは過去に色々あった男の子なんですが、現在は冷徹さがあります。マグナスやクレア先生と出会っていく中で、どっちの方向に転んでいって最後どうなるか…というところに注目していただければ嬉しいです。僕も最後、マグナスと本当の真剣勝負をしているので千秋楽まで保つかわからないんですけど(笑)、見守っていただけたら嬉しいです」
ハーゲン・アクスマン役 : 吉高志音さん
「ハーゲンは軍事マニアで、武器が大好きだったりするんですが、その中でいろんな表情を見せています。最初はとっつきにくい感じから入って、みんなと触れ合う中で情が芽生えて、かわいらしい一面も出てくるので、いろんなハーゲンを見ていただきたいです。(MCに「あの銃の名前なんでしたっけ?」と問われ) カラビーナー・アハトウントノインツィヒ・クルツです!」
ジャスパー・ミュラー役 : 浦川翔平さん(THE RAMPAGE)
「ジャスパーは音楽一家の自由奔放な楽天家です。ちょっと抜けた部分はありますが、仲間のためなら心を熱くして戦う男です。喜怒哀楽がたくさん表現されて、舞台中よくニコニコしてると思います!」
ラインハルト・クレア役 : 藤田玲さん
「クレアは世界チャンピオンで英雄。皆さんが入学する学校の団長というか、校長みたいな存在です。冷徹で完璧じゃないといけない役なので、本当にやりづらい役だなと思います!(笑) 完璧ってなんぞや。でも、1人だけ大人の設定なので大人の魅力と、子供たちの成長を促せるようなお芝居を見ていただけると嬉しいです。決して僕は悪い人ではありません!(笑)」
フェンシング指導:太田雄貴さん
「フェンシングということで、軽い気持ちでオファーを受けてしまいまして。原作の韓国の俳優さんたちが素晴らしくて、見たときにあまりにも難しいので、受けたことを後悔するくらいでした(笑)。というのも、フェンシングをやっている僕から見ても難しいことを、この短い準備期間で皆さんにやりきってもらうというのは、けっこうな練習をしてもらわないといけないので。一緒に教えてくれた日本代表の選手達と作戦会議しました。その困難さを今日、簡単に超えてきてくれたので、見ていて、父親のような気分でした。100点です!」

――殺陣の経験はある皆さんですが、フェンシングはいかがでしたか?
RIKUさん
「今まではものすごく大きい大剣を使って戦う役が多くて、フェンシングのサーベルを持つのは初めてでした。稽古に入ってフェンシングにも3種類あることを教えていただいたりする中で、本当に初めての動きばかりで。初めてダンスレッスンを受けたような感覚になったのを覚えています。だからこそ、挑戦する意味もあるなと思いながら、太田さんたちに甘えながらなんとかここまで持ってくることができたので、よかったなと思います」

藤田さん
「僕は指導する側だったので、5人に比べるとフェンシングのシーンは少なめ。太田さん達のアドバイスで、余裕感を出してやってくれということで、ポイントを教えてもらいながら、姿勢よくいなすようにできるまで、とても苦労しました」

――これから本番を迎える気持ちは?
糸川さん
「僕らも演じていて涙も鼻水も止まらないし、穴という穴から全ての水分が吹き出てます。今まで演劇をやっていて、ここまで至近距離で見てもらえるってなかなかない経験。こんな熱い作品をこんな至近距離で見てもらえるのが楽しみでしょうがないです!」

浦川さん
「初体験が詰まった作品で、フェンシングも、ミュージカルで歌うことも初。指導していただいた太田さん達やキャストの皆さんにジャスパーを育てていただいた部分もあります。皆さんとともに心に響く作品にしたいと思います」

――糸川さんのお話にもありましたが、客席に近い花道はいかがですか?
正木さん
「僕もここまでお客様と近い場所で演劇や殺陣をするのはなかなかないです。最後のマグナスとの一戦は臨場感もあって、飛び出してくるような花道になってると思います。安全を第一に、お客様にこの臨場感を生でお伝えできるように努めていきます!」

藤田さん
「本当に危ないんですよ。お客様には、最悪、自分で身を守っていただいて」

正木さん
「それかフェンシングのマスクを!」

――約一ヶ月半の稽古で、どんな役作りを?
吉高さん
「軍事マニアのハーゲンを演じる上で、好きにもいろんな形があるので、アプローチの仕方を研究してました。舞台稽古ギリギリまで探究してました」

RIKUさん
「マグナスはまっすぐでシンプルな男だったので、やりやすいと思ったんですが、僕の実年齢が今年29歳。一回り年下の男の子ということで、年を重ねた経験値からこのときってこうだよなっていうのがにじみ出ないように、あくまで当時の自分ってどんなだったっけ?と思い返しながら、セリフを噛み砕いて落とし込んでいきました」

――楽曲についてはいかがでしょう?
浦川さん
「僕は(吉高さんメイン歌唱の)『カラビーナ』がよかったと思います」

吉高さん
「最初に歌詞を見たときはビックリしました。本当に歌っていいのかと思ってドキドキでしたけど」

――『フェンサーの心得』もステキな歌ですね。
藤田さん
「ありがとうございます。メロディーが美しい曲ばかりです。でも、歌ってることって自分の信条だったり、強い部分。そのメロディーの優しさと美しさとミックスした新しい楽曲の数々だなと思います」

――生徒役を演じた5人は、17歳の少年をどんな工夫をして演じていますか?
RIKUさん
「17歳の頃、親友とちょっと目が合っただけで、なんか笑えてくるノリがあったなと思い返して。僕、男子校出身なんで、当時の記憶を呼び覚ましながら、童心に帰ってしゃべってます」

糸川さん
「僕はあんまり意識してなかったんですけど、相方がりっくんなんで、本当に純粋にぶつかってきてくれて。久々に全力でぶつかってくれる人が相方なんだと思えたので、僕も純粋に返すというだけですね! りっくんに引っ張ってもらいました」

正木さん
「フレドリッヒはみんなと同じ17歳ですけど、一足先に入学していて、誰よりも優秀。なので、等身大の17歳というよりは背伸びをして大人っぽく、生徒たちに上から見ているところを意識しました。でも、フレドリッヒなりの素直さや、若干の子供っぽさを出せたらと思っています」

吉高さん
「好きっていう気持ちが大人になると愛になったりしますが、17歳の純粋な好きを意識しました。ジャスパーとの関係が深まるにつれて見せる表情も、ジャスパーが笑いかけてくれると笑い返すような少年っぽさを出しています」

浦川さん
「当て書きなんじゃないかと疑うくらい、僕もふだんから自由奔放でふざけてる感じなんですが、これが中学生の頃からずっと変わってなくて。だからこそ、ありのままの自分で取り組めています! 実年齢は25歳なんですけど、まだ17歳な感じがずっと残ってます(笑)」

正木さん
「クレア先生的には、僕たち17歳に見えてますか?」

藤田さん
「見えてますよ。もうかわいくてしょうがない」

――ミュージカル「フィーダシュタント」の見どころは?
藤田さん
「日本版には花道ができた新しい部分もあって、セットに投影される映像やフェンシングも迫力があります。そこにフォーカスを当てる舞台が、僕が知る中では初めてでした。お芝居も全部含めておすすめしたいですが、さっきの話にもあった若さという部分で、とあるシーンで若いときのマグナスが出てくるんです。なんの違和感もないんですよ! 今年29歳だよね!? なんであんな芝居できるの? この子、たぶん子供だ~って思った。THE RAMPAGEでは見られないRIKUくんのいろんな顔がこんな間近で見られるのは、おすすめしたいところです」

――これからの公演への意気込みをお聞かせください。
藤田さん
「みんなで力を合わせて試行錯誤しながら作った作品です。演出家のほさかようさんを筆頭に、役者レベルでも話し合いながら各シーンを作ってまいりました。なので、これをやっと届けることができるんだなというワクワク感があります。皆さんに楽しんでいただけるよう、ただ精進するだけです!」

正木さん
「短い稽古期間での上演になるので、今日この日を迎えて、もう来たのか!という思いがあります。楽しみにしてくださるお客様がいらっしゃいますし、僕らも今日に向けてすごく準備をしてきたので、1つ1つ丁寧に思いを込めて届けたいと思います」

RIKUさん
「カンパニー一同スクラムを組んで、韓国のスタッフ陣、キャスト陣にリスペクトを持ちながら、演出のほさかさんを筆頭に破壊と創造をして日本バージョンを作り上げました。誇りを持って精一杯やるだけです。あとは全員で怪我なく千秋楽まで駆け抜けるのみです!」

糸川さん
「台本も素晴らしく、演出もほさかさんで、こんなメンバーが集まって。これだけ恵まれてることも、めぐり合わせなので、僕も千秋楽まで楽しみたいなと思います」

吉高さん
「台本を読んだり稽古をする中で、僕自身も心が動いた瞬間があったので、お客様がどう感じるのか楽しみです。17歳の少年たちがあらがって戦う姿を劇場で感じて、この世界に入っていただけたらと思います。全身で全力でぶつかっていけたらと思います!」

浦川さん
「ゲネプロを終えて改めて、指導いただいた方々や韓国の方々に失礼のないようリスペクトを持ちながらここまで臨んできました。お風呂場でマルシェ・ロンペ(フェンシングの基本動作)の練習をしてみたり、家でもそれが癖になったり。日常に溶け込んでたほどだったので、もう本番来ちゃったかという感じです。ステキな皆さんとやれているので、胸を張って初日に舞台に立てます。皆さんの心の奥にズシッと届くように頑張ります」

【ゲネプロ熱演ショット】
ミュージカル「フィーダシュタント」は、3月26日まで東京・ニッショーホールにて上演。公演の詳細はInformationより公式ホームページをご確認ください。

☆Information
ミュージカル「フィーダシュタント」

■公演日時 : 2023年3月16日(木)〜3月26日(日) 全16回公演予定
■会場 : ニッショーホール(旧ヤクルトホール)
〒105-8660 東京都港区東新橋1-1-19 ヤクルト本社ビル

■チケット料金 ※平日と土日祝日の料金が異なります。
・平日 :¥ 9,900(チケット代¥ 9,000+税)
・土日・祝:¥11,550(チケット代¥10,500+税)

■作・作詞:チョン・ウンビ
■作曲:チェ・デミョン
■編曲:シン・ウンギョン、チェ・デミョン
■演出:キム・テヒョン
■振付:イ・ヒョンジョン
■アクション:ソ・ジョンジュ
■オリジナルプロダクション:ミスティックカルチャー

■キャスト
RIKU(THE RAMPAGE) ・ 糸川 耀士郎
正木 郁 ・ 吉高 志音 ・ 浦川 翔平(THE RAMPAGE) ・ 藤田 玲

■日本版演出:ほさかよう
■日本語翻訳/訳詞 : 安田佑子

■フェンシング監修:太田雄貴
■フェンシング指導:徳南堅太

■音楽監督 : 宮﨑誠

■アシスタントプロデューサー : 津幡未来
■プロデューサー : 石津美奈
■エグゼクティブプロデューサー : 家村昌典
■主催/企画/制作 : LDH JAPAN

《公式ホームページ》
http://r.tribe-m.jp/widerstand/
《公式Twitter 》
@widerstand23

Book & Lyrics by Chung EunBea
Music by Choi DaeMyung
Music Arrangement by Shin EunKyoung, Choi DaeMyung
Directed by Kim TaeHyung
Choreography by Lee HyunJung
Action Design by Seo ChongJu
Original Production by MYSTIC CULTURE

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