正木郁がライト(?)な心霊体験を告白、ホラーが大の苦手な古谷大和は台本に猛クレーム!? 映画「編集霊 deleted」完成披露試写会が開催、1/13より公開

映画「編集霊 deleted」の完成披露試写会が2022年12月18日、東京はユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて行われ、キャストの正木 郁さん、佐藤日向さん、古谷大和さん、吉武千颯さんが舞台挨拶に登壇しました。
(左より)古谷大和さん、佐藤日向さん、正木 郁さん、吉武千颯さん
今作は撮影現場での実話をもとにした心霊映画で、心霊現象が写り込んでしまった映画のスタッフ・キャストが正体不明の霊による連続殺人に巻き込ままれる物語で、主人公たちが霊との対決を切り抜けるための駆け引きやドンデン返しも楽しめるホラー・スリラー。
映画・テレビなどで活躍している特殊メイクの第一人者・梅沢壮一氏(『血を吸う粘土』監督)が参加した今作は映画界の闇と光に鋭く切り込んだバックステージものとしても興味深く仕上がっており、また俳優・歌手・声優として活躍中の正木さん、佐藤さん、古谷さん、吉武さんが出演するとあって、公開前から注目を集めています。
良成役の正木 郁さん
和佐役の佐藤日向さん
須賀原役の古谷大和さん
黒川役の吉武千颯さん
舞台挨拶ではまず、役どころをについてトーク。
映画スタッフのAPを担当する吉成役を演じた正木さんは「吉成はもともと映画が好きで、上司とのトラウマなところはありますが、映画を作りたいという思いが増していく様やホラー現象にぶち当たる吉成の恐怖なところも見ていただけたら嬉しいです」。
同じく映画スタッフの編集助手・和佐役の佐藤さんは「和佐はまだ編集者としては駆け出しの女の子で、成長したいと思っている中で上司とバチバチしたり、ホラーとぶち当たっても真っ直ぐ向いて来る太陽みたいな子です」。
新人俳優・須賀原を演じた古谷さんは「須賀原は舞台役者で、映像のお仕事をいただいて、その先で心霊現象を体験して、吉成と和佐に知らせたり、解決に向かっていくキーパーソンです」。
女優の黒川を演じた吉武さんは「黒川はお芝居への想いや女優というお仕事が大好きなんだなと思いながら演じていました。女優としてと黒川や素の状態の黒川などいろいろな黒川を見ていただける役柄だと思います」とそれぞれ語ります。


撮影中のエピソードでは、正木さんが「実は撮影中に古谷さんと吉武さんとお会いする機会がまったくなくて、お二方とは今日初めてご挨拶しました」と意外なエピソードを披露。

佐藤さんは「正木くんとは私が高校生の時、一緒にお芝居のレッスンを受けていたんですが、私のことを覚えているのかなというのがあって、さすがに『覚えていますか?』というのも気持ち悪いので言えないまま撮影していました」と話すと、正木さんが「一緒にレッスンを受けていたのは覚えていましたよ。逆に僕も忘れられたのかなと思いつつ、僕が『日向ちゃん』と名前で呼んだのに、僕には『正木くん』と名字で呼ばれたので、これは覚えられていないな……というのがあって、僕の中で一つ心が折れました……」と切り返され慌てる佐藤さんでしたが、「巡り巡ってこうして作品でお会い出来て嬉しかったです!」とキッチリと正木さんをフォロー(笑)。
撮影中のエピソードを振り返る正木さんと佐藤さん
古谷さんは、今作のポスターを見るのも嫌なくらいホラーや怖いものが苦手だそうで「台本の1ページ目に『この物語は事実をもとに作られました』と書いてあって、ここでキャストとスタッフを怖がらせる意味って何だんだろうとずっと思っていて、僕としてはフィクションとして演じたいし、事実のホラーだということを知った上で演じることに意義を感じていません!」とクレーム。さらに「とても楽しく撮影させていただきましたが、本当にずっと怖かったです。これもクレームです(苦笑)」と畳み掛けていました。

吉武さんは「最初のシーンが洞窟に入るところで、コウモリが群れで飛んでいたんですが、鳥や飛んでいる動物が本当に苦手なんです。本番中にコウモリが移動するだけでも気持ちがそっちにいってしまうので、とにかく集中するのが大変でした。それと特殊メイクが初めてで、鏡を見ながら完成されていくごとにニヤニヤが止まらなかったです」とコメントしました。

その後は心霊体験について4人に伺う流れでしたが、全員これといった鉄板の心霊体験がなく、正木さんが「このトークテーマ大丈夫ですか?」と心配する場面も(笑)。
MCから「実際に撮影現場で心霊現象があったそうですが……」と話を振ると、古谷さんが「須賀原が懐中電灯を持って森の中を歩く場面で、須賀原が転んじゃうんですけど、練習では上手くいったのに、本番でライトが消えちゃうNGを出して、しかも何度も続きました。僕は怖いことが起こったら、『こんなものは心霊ではなくて、こういう経路があったらこうなった』という風に絶対に理屈づけるんですよ。だから今回も『本番の時の衝撃が練習と違うんだ』と自分にいい聞かせていました」と当時のエピソードを披露。
古谷さんは撮影中の心霊体験を身振り手振り交えながら説明
続けて正木さんが「金縛りにあったことですかね。ただ僕の場合は、人の気配を感じたり音が聞こえたりといったものがなく、ただ動けなくて、金縛りかなという自覚があるという簡易的な金縛りは経験があります。すごくライトなエピソードですが……」とやや遠慮気味に語りました。
佐藤さんと吉武さんも心霊体験をひねり出しますが、佐藤さんは「対人関係が上手くいかなかったので、よく効くという『お清めスプレー』を購入して、体にふりかけていました。ただ効果があったかどうかはよくわかりません」、吉武さんは「ホラー映画を見てしまった時や怖いCMを見た後、お風呂に入るのが怖くなって、目を開けたらいるんじゃないかという気配を感じます」と、さらライトなエピソードとなってしまい、正木さんと古谷さんが場を盛り上げようと必死にフォローしていました。
正木さんは吉武さんのライトな心霊体験を盛り上げようと必死にフォロー
その後フォトセッションが行われ、最後に登壇者からメッセージが送られました。

正木さん「僕個人としてもホラー作品は初めてでしたし、キャストの皆様の力をお借りして、この作品を作れたのは本当に嬉しいです。ホラーが苦手という方もいらっしゃるかもしれませんが、この作品を通してホラーの面白さや映画の素敵なところを少しでもお伝え出来ていればと思っています」

佐藤さん「久しぶりの映像のお仕事で、ホラー作品は初めてだったこともあって、撮影中も自分のお芝居プランを練りながら演じていました。今日ご覧になった方で、“ビビり足りないかな”と思ったら何度も見ていただけたら嬉しいと思っています」

古谷さん「僕自身、怖いものは苦手ですけど“ホラー作品”は好きです。皆様の中にも、心を動かしつつ、この映画から何か温かいものが少しでも届いていたらいいなと切に願うばかりであります」

吉武さん「初めての映画出演で、たくさんの経験をさせていただきました。何度も見ていただけるといろいろな発見があったりするので、もう一度見たいなと思いましたら、ぜひ見ていただけると嬉しいです」


【STORY】
撮影が終わったばかりのホラー映画『damned caves』の仕上げは、APの良成と編集助手の和佐に任されることになる。
監督の切山が次の作品の撮影に入り、良成の上司でプロデューサーの菊池と、
和佐の上司で編集の朽海が予算のある次回作を担当することになったからだ。
また、二人の友人である新人俳優の須賀原と女優の黒川は、
切山と菊池にそれぞれ目をかけて貰い両作品にキャストとして参加していた。
編集を始めた和佐は洞窟シーンに謎の【白い物】が映り込んでいるのを発見し、上司の朽海に相談する。
しかし、彼はそのカットをロクに見ることなく割愛し、別のカットを使用しろと和佐に命じる。
そして、悲劇はその晩に起こる。朽海が何者かに惨殺されたのだ。
菊池は朽海が死んだことなどに全く構わず、仕上げを続けろと良成と和佐に命じる。
良成は予算とスケジュールのみ気にする菊池の対応に違和感を感じ、和佐は撮影された【白い物】が気になって仕方がない。
そして、殺人はまたもや起こってしまう‥。
良成と和佐、加えて撮影現場でその【白い物】を直に見た須賀原は、
連続殺人の謎を探り始めるのだが、三度、殺人が起きてしまう!
そして、遂には、良成と和佐の元に不可解な現象が起き始めるのだった‥‥!?


映画「編集霊 deleted」は2023年1月13日よりシネマート新宿にて公開。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。


☆Information
映画「編集霊 deleted」

2023年1月13日よりシネマート新宿(東京)、2023年1月14日よりシネ・ヌーヴォX(大阪)、2023年シネマスコーレ(名古屋)にてそれぞれロードショー

【キャスト】
正木 郁 佐藤日向 古谷大和 吉武千颯
坪内 悟 本井博之 森崎健康 工藤竜太 安保 匠 白石れい 荻窪えき

【スタッフ】
監督・脚本・原作:千葉誠治(映画『シュウカツ』シリーズ、映画『AI探偵』、映画『巌流島』)
特殊メイク&脚本・演出協力:梅沢壮一
特別協力:ソイチウム 衣装特別協力:フォーチュンチージャパン
製作・制作プロダクション・配給:ノースシーケーワイ(north cky)

【公式サイト】
https://www.deleted-movie.com/

【公式Twitter】
https://twitter.com/henshurei_movie

©2022 north cky

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