伊崎龍次郎・健人・山内優花らが江古田のガールズと挑む『怖楽しい』怪談劇!稲川淳二の不朽の名作を初舞台化、演劇版『稲川怪談』ゲネプロ公式レポート&キャストコメントUP
山崎洋平氏が脚本・演出を務める劇団、江古田のガールズの13周年を記念する作品となる本作は、伊崎龍次郎さん、健人さん、山内優花さんといった実力派俳優たちを迎えた豪華公演に。この開幕に先駆け、前日9月26日に開催された囲み会見とゲネプロ公演の模様を伝える公式レポート、キャストコメントが到着しました。
稲川淳二の名作怪談を初舞台化、演劇版『稲川怪談』が開幕!
■登壇キャスト
伊崎龍次郎/健人/山内優花
真心/塚原直彦/大西一希/角島美緒
江古田のガールズ:佐野 剛/カトウクリス/山田瑞紀/桑田佳澄/高瀬あい/山崎洋平(演出)
囲み会見の冒頭で山崎は「この作品は“大人の文化祭”といった感じで、お化け屋敷に来た感覚で楽しんでいただければと思います」と挨拶。続けて伊崎は「ただ怖がらせるだけなら簡単かもしれません。しかし本作は『怖(こわ)楽しい』ということがキーワードになっています」と従来の怪談ライブとは少し違った角度からアプローチをしていることを明かした。まさしく、本作は『怖いだけではなく、演者とともに楽しめる』というのがウリとなる。
また「稽古中に『怖い体験』はあったか?」という質問に対し山内は「稽古場の女子トイレで謎の声が聞こえるという事件がありました」と衝撃的な告白をし、「結局は(生きている)人の声だということがわかって、解決はしたんですけれど、もしわからないままだったら(本作の)怪談の一つになっていたかもしれませんね」と稽古当時を振り返った。どうやら怪談を題材として取り扱っていると身の回りの出来事に敏感になるようだ。健人も「この作品の稽古が始まってから、なぜか寝ている最中によくわからない夢を見るようになりました」と不穏な体験をほのめかし、「よくわからない集団に誘われて、『この虫に刺されると病気にならない』って言われて、僕、そのまま虫に刺されて『なんなんだろう…』と思ったところで目が覚めました(笑)」と予想外の夢の結末が飛び出す。
怪談劇ではあるものの、終始笑顔があふれる会見となった。
本番開始とともに披露されたのは稲川怪談屈指の名作「ゆきちゃん」。このオープニングシーンの作り込み具合から、江古田のガールズの『怖さ』への探求心の強さが伺える。
稲川淳二の「稲川怪談 昭和・平成傑作選」を原作とした映像作品は多数あるものの、意外なことに演劇・舞台化は今回が初。
舞台上で、さらには生でホラー演出を確立させるというのはなかなかに難しい。しかしそこは実力派揃いの俳優たち。持ち味である、表現・演技力によって不気味さを際立たせ、背筋がゾクゾクとするような臨場感を全員で作り出していた。
そんな伊崎、健人、山内は関西圏出身。物語はあるサークルの合宿にやって来た五人の男女が、遅れているメンバー二人の到着を待ちながら怪談話をしている…というところから開始するのだが、劇中ではわきあいあいとしたノリで関西弁を操っていた。彼らの関西弁が聞けるというのもなかなかに珍しい。
伊崎とは対象的に、山内は観客と同じ目線でストーリーを追っていく存在だ。観客の心にしっかりと寄り添いながら、観客の代わりにしっかりとツッコミを入れてくれるので緊迫した空気を一蹴し笑いを誘う。一方で朗読口調の際には彼女の透き通るような声と演技が恐怖を5倍増しにするため、良い意味で裏切られたと感じること間違いなし。
そして俳優陣の実力充分な演技はもちろんだが、山崎による細かな計算がなされた脚本と、予想外な演出からは怪談へのリスペクトを強く感じることができる。
■伊崎龍次郎さん
江古田のガールズの皆さんの持ち味を存分に生かした『怖楽しい』舞台になっておりますので、ぜひそれを味わいにいらしてください。
怖い話だからといってお客様を突き放すような作品では決してなく、あたたかく「こっちおいで」と抱きしめるような、身近な怖さを体感できる作品です。一緒に驚いたり共有できるお話ばかりなので、怖い話が苦手な方でも、隙間から覗くような感覚で来ていただければなぁと思います。
最近チケットのペア割というものを発表させていただいたのですが、ぜひカップルやお友達と一緒に何度も楽しんでいただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。
先ほど龍次郎も言っていたように『怖楽しい』作品となっています。怪談の中でも、怖いものだけではなくクスッと笑えるものまで色々な演目がぎゅっと詰まっておりますので、それらを楽しんでいただけたら嬉しいです。
原作の「稲川怪談」ではバラバラに掲載されているお話を、この作品で一つのストーリーとして繋がるように組まれているところが見どころです。はじめて本作に登場する怪談を知る方ももとから知っていた方も、皆さん楽しんでいただけると思います。劇場にお越しいただける方にはぜひ生で体感いただきたい!とは思うのですが、配信もございますので、お好きな方法で本作をご覧ください。よろしくお願いいたします。
今回は「稲川怪談」の初の演劇化ということで、キャストたち全員で色々な演劇表現を駆使した作品となっています。どんな表現が出てくるのか楽しみながら見てみてください。
怖い話のオチをわかったうえで演者たちがどのように反応をしながら演じているのか、というのを見ていただく楽しさもある作品かと思います。
一度とは言わず、二度、三度、配信も…と繰り返し見ていただければ嬉しいです。
ご来場をお待ちしております。
雷雨の夜。
あるサークルの合宿にやって来た五人の男女が、まだ来ぬ二人を待ちながら怪談話をしている。
あんな話、こんな話。男女は怖がりつつも楽しい時間を過ごしていた。
そこへようやく現れる二人。「待ってたよ」「雨大丈夫だった?」などと、二人を迎え入れる男女。
……と、男女の内の一人にある電話が掛かって来た。
その電話の内容はとても信じられず、そしてとても怖ーいものだった。
■演劇版『稲川怪談』
<日程>2022年9月27日(火)~10月2日(日) 全11ステージ
<会場>Mixalive TOKYO Theater Mixa
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-14-3 Mixalive TOKYO6階
<原作>
稲川淳二(『稲川怪談 昭和・平成傑作選』講談社刊)
<脚本・演出>
山崎洋平(江古田のガールズ)
<出演者>
伊崎龍次郎/健人/山内優花
真心/塚原直彦/大西一希/角島美緒
(以下、江古田のガールズ)
佐野 剛/カトウクリス/山田瑞紀/桑田佳澄/高瀬あい
<日替わりゲスト出演>
◆9月27日 14:00/19:00
田中俊行
◆9月28日 14:00/19:00
吉田悠軌
◆9月30日 14:00/19:00
松原タニシ
♦10月2日 16:30
島田秀平
<怪演時間>
9月27日(火):14:00(A)/19:00(B)
9月28日(水):14:00(C)/19:00(A)
9月29日(木): 19:00(C)
9月30日(金):14:00(B)/19:00(A)
10月1日(土):13:00(B)/18:00(C)★昼夜配信公演あり
10月2日(日):12:00(A)/16:30(B)
※(A〜C)は特典付きS席チケットについてくる特典映像の種類となります。
※受付時間は、怪演時間の60分前からで御座います。
※怪場時間は、怪演時間の45分前からで御座います。
<チケット>
◯チケット価格(全席指定席)
前売券
・特典付きS席(1階席):8,200円(税込)
※特典内容:公演のメイキング映像
公演ごとに特典映像が異なりますのでご注意ください。(A〜Cの全3パターン)
・S席(1階席):6,800円(税込)
・A席:4,800円(税込)
当日券
・特典付きS席(1階席):8,400円(税込)
※特典内容:公演のメイキング映像
公演ごとに特典映像が異なりますのでご注意ください。(A〜Cの全3パターン)
・S席(1階席):7,000円(税込)
・A席:5,000円(税込)
〇受付URL
チケット取り扱い
・楽天チケット
http://r-t.jp/inagawa-kaidan2022
・チケットぴあ
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2225717
・カンフェティ
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=67817&
<リピーターチケット発売決定>
500円の値引きとともに次回観劇席を選んで購入することができるチケットを販売。
詳細は劇場物販エリア にて。
<オンライン生配信について>
10月1日(土)13:00公演、18:00公演の2公演で生配信公演決定!
楽天チケットにて発売中!
ライブ配信終了後から、10/08(土)23:59まで
アーカイブ配信期間内は何度でもご視聴が可能です。
http://r-t.jp/inagawa-kaidan2022
≪公式サイト≫
https://www.ekoda-no-girls.com
≪公式Twitter≫
https://twitter.com/ekoda_no_girls
企画と製作:演劇版『稲川怪談』製作委員会
公演に関するお問い合わせ
江古田のガールズ
MAIL:info@ekoda-no-girls.com