「仮面ライダーリバイス」前田拳太郎インタビュー!空手日本一から役者の道へ!主演抜擢も「受かった理由は絶対に芝居じゃない」

仮面ライダーシリーズ生誕50周年『仮面ライダーリバイス』の主人公・五十嵐一輝/仮面ライダーリバイを務める前田拳太郎さんのインタビューが、塾・学習塾比較サイト「テラコヤプラス by Ameba」にて公開中! 空手に打ち込んだ中学時代や役者への思い、仮面ライダーオーディション秘話についてたっぷり語っています。
劇中でも見事なアクションを披露している前田さんは、実は空手で日本一に輝いたこともある実力者。そんな前田さんがなぜ“役者”の道を選んだのか? スマートボーイズでは、そのインタビューの一部抜粋をご紹介します。
前田拳太郎さん
■インタビュー一部抜粋

「絶対に日本一になれると信じてた」空手一色だった中学時代
―取材に来る前に、約1年前の『仮面ライダーリバイス』の制作発表の映像を見てきました。こちらにまでその緊張が伝わってくる初々しい姿でしたね。

前田挙太郎(以下、前田):(笑)さすがに1年やってだいぶ緊張しなくなりましたけど、最初は本当に大変でした。撮影自体の経験が少なかったので、現場にこんなにスタッフさんたちがいると思っていなかったんです。お芝居のレッスンはしていたのですが、人前でいざ演じるとなると、全然違いました。

―仮面ライダーと言えばアクションシーンも見所ですが、前田さんは空手で日本一になったことがあるそうですね。

前田:はい、中学3年生のときに形の団体戦で全国優勝しました。名前に「拳」が付くので、「家が道場なの?」などとよく聞かれるのですが、全然そんなことはなくて、幼稚園のときに友人が空手を始めるというのを聞いて「じゃあ、僕も行こうかな」とそれがきっかけで始めました。

小学生のときはそこまでモチベーションは高くなかったのですが、中学生からその面白さに目覚めました。本当は小学校で辞めようと思っていたのですが、師範に「中学入ったらどうするの?」と言われ「続けます!」と勢いで言ってしまって(笑)。でも、自分で続けますと言った以上、中途半端には絶対やりたくないと思ったので「一番を獲るんだ」とそれだけを目標にしていました。

―そして本当に中学3年生のときに日本一に!

前田:今思えば休みがあった記憶がないくらい練習していました。休日ともなれば、朝は5時ころ起きてランニングして、そのまま夜まで一日中練習。長期休みは合宿。唯一の休みはテスト前の一週間くらいでしたね。でも辛い練習も「ここで休まなければ日本一になれる」と本気で思っていたので、続けられました。

でも一番練習していたのは3年生のときではなく、中学2年生のときだったと思います。そのときも全国大会のメンバーに選んでもらったんですけど、僕の代わりは誰でもいるような崖っぷちの状態でした。自分でもそれを分かっていたのでとにかくがむしゃらに毎日練習していたんです。

ただ、それが良くなかったんでしょうね…大会前日まで調子が全然上がらなくて「そんな状態なら出なくてもいいよ」とまで言われちゃうくらいだったんです。本番はよい演武ができたとは思うのですが、その大会に向けて毎日毎日練習をしていたので…いや、もうとにかく悔しかったですね。試合のあとも心残りが大きかったです。

多分そんな時だったと思うんですが、道場で一番強かった友人がチームメイト全員に帯の形のキーホルダーをくれたことがあったんです。それぞれに言葉が入っていて僕がもらったのは「継続は力なり」って書いてあるものでした。

幼稚園から空手を始めて、一番空手に夢中になり、本気で日本一を目指していたときにその言葉をもらったので、すごく心に響きましたた。その言葉を見たときに僕が今まで続けてきたことがどれほど大切なものか、その価値を実感したのを覚えています。そこから空手への思いが一層強くなりました。

高校では中学のときほど結果は残せなかったのですが、3時間目の短い休み時間にお昼を食べて長い昼休み時間を仲間との練習にあてたり、とにかく空手一色でした。
コンテストで落選…諦めかけた“役者”への思いがコロナ禍で再び
―そこまで熱い思いをもって臨んでいた空手ですが、役者の道へ進もうと思ったきっかけはなんでしょうか?

前田:実は、高校に入る前から「空手は高校までにしよう」と決めていました。空手しかしてこなかったということもありますが、上に行けば行くほど、まだその上がいることが見えて、どうやっても追いつけない現実にも気づいたんです。

同じ道場で国際大会でも活躍する子がいて、その子に追いつきたいと本当に必死だったんですが、どれだけ一生懸命やっても距離が縮まらないのを薄々感じていて…でも、高校卒業まで本当に一生懸命空手に取り組んだし、空手を続けてきたことで運動神経がなかった僕がほかの運動もできるようになっていたことに気づいて、こうやって別のことにも活きてくるんだと実感していました。

それに気づいたときに、新しいことにも挑戦してみたい、何がしたいのかを考えたときに、子どものころに憧れていた「仮面ライダーになりたい」「役者になりたい」という思いが湧いて高校を卒業するときに“ジュノンボーイ”(ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト)に応募をしました。結果は残念だったんですが…。

―そうだったんですね。落選してしまったあとはどのように過ごしたのでしょうか?

前田:落ちた後は「自分には向いてなかったのかな…」と、せっかく両親に大学にも行かせてもらっているので、大学でいろいろ経験してそれからまたチャレンジしようという気持ちでした。

なので、大学でもサークルとかでなく本気で取り組める何かがしたくて競技ダンス部に入りました。正直、強引に入部させられたようなもんだったのですが(笑)やり出したらこんな性格なのでハマっちゃって、夢中になってしまいました。

ただ、コロナ禍になり部活も活動停止に…授業もオンラインになって自分の人生について考えることが多くなり、また役者への思いが芽生え始めました。

「仮面ライダー合格は芝居じゃない。でも今までの自分を見てもらえた気がした」
―でも一度コンテストで落選していて、再度挑戦することに不安はありませんでしたか?

前田:不安でした。怖かったですね。だからすぐには決断できず一年ぐらい毎日ずっと考えていました。周りが就職活動を始める時期でもありましたし、一度落ちていますから親にも周囲にも言いづらくて本当に悩みました。

最終的に言い出すときは、ジュノンボーイのときに中途半端な状態だった自分を思い出し、「どうなるか分からないけれど、役者ひとつに絞ろう」と決意し、部活にも「役者を目指すので辞めさせてください」と告げて、今の事務所LDHのEXPG STUDIOの演技コースに育成候補生として通い始めました。

―お話しを聞いていると、すごく“前田さんらしい”決断ですね。でもそこからこうして今は念願の仮面ライダーに! オーディションは気合が入ったのでは?

前田:仮面ライダーのオーディションは何回か行われるんですけど、始めの審査はすごく手応えがあったんです、でも最終審査に近づくにつれて、プレッシャーとか思いが込み上げてきてか、急に全然出来なくなっちゃって…最終審査直後は「落ちたかな」って落ち込んでいました。

でも合格の知らせを聞いたときに、なんだろう…受かった理由は芝居じゃないんです。確実に芝居ではなかったという自覚はあるんです。だけど、何だか自分がこれまで空手とか役者になりたくて一生懸命やってきた、自分自身を見てもらえたような気がしました。

―それは逆に、今までやってきたことっていうのが評価されたっていうのは自信になるのでは?

前田:そうですね。それはすごくあります。どこに行っても「姿勢がいいね」とか「礼儀正しいね」って言っていただけることが多いので。他人から褒めてもらえるところって、今までの自分の経験から培ったものが多く、過去にやってきたことの積み重ねが今活きてきたと実感しています。だからお子さんに習い事はおすすめですよ、特に空手(笑)
▼インタビュー記事原文
仮面ライダーリバイス・前田拳太郎「経験の積み重ねが活きてきた」空手日本一の“過程”で得たもの
https://terakoya.ameba.jp/a000002862/

前田拳太郎さんが出演する「仮面ライダーリバイス」についての詳細は、Informationより番組公式サイトをご確認ください。


☆Information


「仮面ライダーリバイス」
放送日:毎週日曜 午前9:00~9:30 テレビ朝日系にて放送

≪番組公式サイト≫
https://www.tv-asahi.co.jp/revice/

≪番組公式Twitter≫
https://twitter.com/toei_revice50

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